セルフカラーを失敗したら美容院へ必ず行くべき理由
・根本が明るくなってしまった
・毛先が暗くなってしまった
・ムラになってしまった
この中にあてはまる失敗はありますか?
今は簡単にカラー剤が、手に入り染めることができるので、失敗が増え続けています。
「カラーを失敗したらどうすればいいのかな?」「まず何からすればいいのかな?」
そんなお悩みを抱える方は意外と多いのではないでしょうか?
ここでは失敗した時の対処方と解決策をご紹介いたします。
最後まで読んでいただけると、慌てることなく適正な方法で対処、解決できること、間違いなしです。
是非、御一読お願い致します。
目次
セルフカラーのやり直しは美容院で
失敗すると思った色にならず、すぐ染め直したいかと思いますが、焦って自分でまた染めてしまうと、取り返しのつかないことになってしまいます。
直しは必ず美容院で行いましょう。
ご自身で染め直してしまうと、状況が悪化しまた失敗してしまう場合もあります。
また、薬局で購入ができる市販のカラー剤は、髪の色素を抜く力が強く、1度染めるだけでもダメージが大きくでてしまいます。
なので髪へのダメージを考えてセルフカラーは控え、サロンカラーにシフトチェンジしましょう。
失敗したカラーを直す時のながれ
先程、失敗したカラーはサロンで直すのがオススメとお話しさせていただきました。
次はサロンで直す時のながれと施術に関わる事項をまとめましたので、ご覧下さい。
ご来店からご退店までのながれ
ご来店からご退店までの流れをご紹介します。
カウンセリング
↓
カラー剤調合
↓
カラー塗布
↓
お時間を置く
↓
カラーチェック
↓
シャンプー
↓
ドライ
に、なります。
カラーチェックの時に染まり具合を見ます。
色味が足りなかったり明るさや暗さが足りなかったら、カラー剤を足して目標のカラーに近付けます。
セルフカラーだと、自分だと染まりムラがわからなかったり、色が合っていない所に、上からカラーを足して染める事ができる為、綺麗にムラなく染めることが出来ます。
カウンセリングで伝えるとよい項目
失敗したらセルフカラーを直す際、現状をしっかり伝える事がとても重要です。細かく伝えれば伝える程、より理想のヘアカラーに近づける事が可能です。
【項目】
使ったカラー剤の特徴
・何トーン(表記があったらで良い)
・色味
・もしわかったら使ったカラー剤の商品名
塗り方
・根本だけ染めた or 毛先まで染めた
・どのような手順で染めたか
時間
・塗り始めからシャンプーするまで、どれぐらい置いたか
希望色
・明るさ
・色味など
思ったことや感じたことなどを、何でも美容師に相談するのが、良いでしょう。
施術時間
セルフカラーでの失敗の状態が異なるので、施術方法や、施術工程が違ってきます。
それによってかかる時間も変わってくるのですが、約60分〜90分の施術時間になることが多いようです。
また、髪が長い方やブリーチを失敗した方は、かかる時間が長くなります。
施術料金
美容院によって、さまざまな価格設定がされています。同じ薬剤、同じやり方でも美容院によって違います。料金が違う理由はお店のブランド力や、規模感、立地によって異なります。
大体の施術料金は、5000円~15000円の範囲で設定していることが多いようです。
もしいつも通っている美容院があるのならば、そこでお願いした方があなたの髪質の知識もあるので、オススメです。
通っている美容院がない場合は「カラーが得意」と、表記のある美容院にお願いしましょう。
セルフカラーを失敗した時のお直し方法
施術の流れを、よくある例別にご紹介します。
根本が明るくなってしまった
ヘアカラーは体温で温まると反応が強くなります。
セルフカラーをする時、体温を考えずに全体を塗ると、根本だけ明るくなってしまう失敗が起きます。
【解決法】
明るくなった根元を暗くする
明るくなってしまった失敗は暗くする事ができるので、美容院で暗くしてもらいましょう。
また、毛先の色と馴染むように根元の色を設定するので、少し暗く感じる場合があります。
毛先に色が入らなかった
希望色や髪質の状態によっては、色が入りづらい場合があります。
髪が太い、髪が硬い方はセルフカラーで髪を染めてものカラー剤で髪を染めても変化しづらい事が多いです。
また、ダメージをしている方は色が抜けやすく、1度シャンプーをするだけで色が落ちてしまいます。
特に暖色系のお色は色が落ちやすいです。
この場合、美容師が髪質やダメージ状態を見てカラー剤を選定するので、しっかり色が入ります。心配いりません。
ムラになってしまった
カラー剤をたくさん付ければ良く染まりますし、少なく付ければ染まりが浅くなります。
セルフカラーで染めるときは、鏡で見ずらい後頭部が上手く塗布出来ず、前頭部はよく見えるのでしっかり塗布出来てムラになり失敗してしまう事が多いです。
【解決法】
明るくできる or 暗くもできる
明るくなっている所はトーンダウンし馴染ませる事が可能です。
ですが、暗くなってしまった所を明るくすることは、ブリーチや髪の色素を抜く力が強いカラー剤を使う為、髪がダメージしてしまう場合があります。
暗さが気にならなければ、色を合わせるように暗くした方がダメージレスで良いと思います。
毛先が暗くなりすぎてしまった
縮毛矯正やダメージをしている部分は暗くなってしまい失敗しがちです。
また、放置する時間が長いと色素が毛先にしっかり入り込み、暗くなってしまう場合もあります。
【解決法】
暗くする or 明るくする or 少しずつ切る
暗い部分の明るさに満足できているなら、明るい部分を毛先に合わせて暗くすればキレイになります。
また、暗くなったところを明るくする方法もありますが、ブリーチや髪の色素を抜く力が強いカラー剤を使う為、髪がダメージしてしまう場合があります。
縮毛矯正やハイダメージの方は、更にダメージが重なってしまうので、オススメできません。
長期戦にはなりますが、少しずつ毛先を切って待つ方法もあります。
⠀【NG】
何度もシャンプーを繰り返して色味を抜く
シャンプーをした後にカラーが落ちたと思われた経験はございますか?
実はシャンプーのたびにカラーの色は流失します。
それを利用し、必要以上にシャンプーをしてしまうと、髪の毛や頭皮の油分を取りすぎてしまったり、頭皮が荒れてしまったり髪の毛の油分が取れてパサパサの髪になってしまいます。
ですが、シャンプーだけではそれほど色味は抜けません。
効果があまり出ないのに進んでダメージを負う必要はありません。
気を付けましょう。
セルフブリーチを失敗した時のお直し方法
ブリーチはとても難しい施術です。美容師でもブリーチ施術には、研ぎ澄まされたテクニックと知識がないと綺麗に仕上げることが出来ません。
なので、失敗したセルフブリーチをムラなく綺麗に染める事はまず難しいでしょう。
そして一回ブリーチで失敗してしまったら、完全に元に戻す事は簡単ではありません難しいでしょう。
とても失敗の可能性が高くダメージも大きいので、ブリーチは必ずサロンで施術しましょう。
セルフブリーチでムラになってしまった
セルフで染めるときは、鏡で見ずらい後頭部があまり上手く塗布出来ず、前頭部はよく見えるのでしっかり塗布することが出来ます。
その為、必要以上に明るくになってしまった箇所と、明るくならなかった箇所がうまれ、ムラになる失敗が起きます。
【解決法】
① もう一度ブリーチする
ムラになっているということは、暗い部分と明るい部分があるということです。
もう一度ブリーチをやり直すことで、暗い部分がなくなりムラが目立たなくなります。
ただし今よりもダメージが進んでしまいます。
② ムラになっている部分だけにブリーチする
暗い部分にピンポイントでブリーチを塗る方法です。
最低限の傷みで済むのでオススメです。
高い技術力と判断力が必要なので、美容師にお願いしましょう。
上記の2点共ダメージが進んでしまうので、トリートメントでしっかりケアしてあげましょう。
縮毛矯正をされている方の注意点
まずは普通の髪の毛と、縮毛矯正をした髪の毛の違いを正しく知る必要があります。
それを理解しないままセルフカラーをしてしまうと、取り返しのつかない髪の状態になりかねません。
縮毛矯正をしている人が、特に注意しないといけない事をまとめましたので、ご覧下さい。
縮毛矯正をした髪の毛にセルフカラーをした場合、想定される失敗例です。
ムラになってしまった
縮毛矯正毛の場合、髪の根元のほうが明るく、中間から毛先は暗くなる場合があります。
これは縮毛矯正の薬剤とストレートアイロンの熱の作用によって、髪質が変わっていることによって起こります。髪のダメージもその一つの原因です。
この2つにより、ヘアカラーの発色に差がうまれてしまいます。
縮毛矯正をした髪の毛にセルフカラーを行った場合、必ず仕上がりに色むらの失敗が発生してしまうでしょう。
【解決法】
暗くする or 少しずつ毛先を切る
明るい部分を毛先に合わせて暗くすればムラがなくなり、綺麗になります。
ダメージも少なく済みますが、全体が暗くなったと感じる事があります。
暗くなったところをカラー剤やブリーチをして明るくする方法もありますが、縮毛矯正をしているので、更にダメージが重なってしまいます。
取り返しがつかないことになってしまうので、あまりオススメできません。
長期戦にはなりますが、少しずつ毛先を切ってなくなるのを待つのが良いでしょう。1番ダメージレスな方法です。
また、縮毛矯正をされている髪はダメージしているので、少しずつ色が抜けてくる場合があります。
気長に待ってみるのも手段かと思います。
ダメージレスで髪を明るくする方法をご紹介
先程、縮毛矯正をしている髪を明るくする場合、ダメージが伴ってしまうとお話させていただきました。
しかし、ダメージレスで明るくする方法もあるので、ご紹介します。
【解決法】
伸びてきた根元を明るく染める
髪を明るくする為には、ブリーチ剤やアルカリ量の多いカラー剤を使います。
縮毛矯正をしている髪に、ブリーチやアルカリ量の多いカラー剤を使い染めると、髪がダメージに耐えきれず、チリチリの状態になってしまうので難しいです。
その場合、長期戦にはなりますが、伸びてきた根元を明るいカラー剤で染めます。
そうすると髪が伸びるにつれて明るく染めた範囲が広がっていくので、明るく見えてきます。
ダメージも少なくすみ、髪も明るくなるのでこの方法が最適です。
縮毛矯正をかけた髪は、サラサラでツヤツヤに見えますが、実は髪の毛には大きな負担がかかっています。
薬局で販売されているセルフカラー剤は髪の色素を抜くアルカリの量が多い為、髪に負荷がかかりダメージしてしまいます。
そうすると、縮毛矯正のダメージとセルフカラーのダメージが重なります。
それを繰り返してしまうと、毛先がチリチリになってしまい取り返しのつかない状態になってしまう可能性が高いです。
なので、セルフカラーは避けましょう。
黒染めしたけど明るくしたい方
セルフカラーで黒くした髪をまた明るくする時ですが、とても難しく明るくなりづらい場合が多いでしょう。
ですがいくつか方法があるので、ご紹介致します。
ブリーチを使う
黒染めした髪を明るくするには、ブリーチを使わないと髪は明るくなりません。
ダメージは出ますが、明るくするにはブリーチの力が必要なので、最適かと思います。
ハイライト
ハイライトを細く全体に入れると、全体が明るくぼやけます。「全頭ブリーチはちょっと、、」て思われている方にオススメです。
薬剤はブリーチを使いますが、ダメージも少なく済みますし、色抜けもそれ程気にならないかと思います。
黒くするだけなら「セルフカラーで簡単にできるでしょう」と思いやってしまいがちです。
美容院で黒染めをすると、明るくする時に苦労せず明るくできる場合があるので、美容院で黒染めをしましょう。
まとめ
本日はセルフカラーで多い失敗例とその時の解決策と失敗しない方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
ここに書いてあることをもう一度箇条書きにしてみます。
・セルフカラーは控える
・深めに染まってしまったものを明るくするのは難しい
・セルフブリーチは控える
・一度ムラになってしまったものは元には戻らない
・縮毛矯正をされている方は髪に出る効果がされていない方と異なる
・ホームカラーは簡単にでき便利なものですが、代償はとても大きい
・黒染めも美容院でする
失敗してしまったら慌てずに美容院でお直しをしましょう。その際に状態を細かく説明すると、理想に近付けれることでしょう。
素敵なヘアカラーで素敵な日々を、すごしましょう。
ありがとうございました。