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髪の傷みの種類とその対策を美容師がわかりやすく解説

髪の傷みが気になる方に質問です。

誰しもが憧れる「綺麗な髪になるために色々試してみたけど、なかなか傷みがよくならない」

そう思われている方は、多いのではないでしょうか?

実は間違ったケア方法や、小さなお手入れミスの積み重ねかもしれません。

今回は、見落としてしまいがちな傷みの種類と、その傷み別の対策をわかりやすくご紹介します。


最後まで読んでいただけると、憧れの綺麗な髪に近付けること、間違いなしです。


是非、御一読お願い致します。


 

 

痛みのない健康な髪の特徴





この記事をご覧になれている方はダメージがありつつも、ケアをして健康的な髪を目指している方々が

ほとんどだと思います。

なので、まずはじめに健康的で綺麗な髪の状態をご紹介致します。

【健康的な髪の状態】

・艶がある

・クシでといたときにスムーズである

・水分量・油分量が十分である

・ダメージをうけていない

・キューティクルのリフトアップが少なく、表面がなめらか

・内部の空洞が少ない(構造が密な状態)

これら全て当てはまると、人から見ても綺麗な髪だと認知され、ご自身でも実感されることでしょう。



傷んだ髪は、髪の内部、外部またはどちらともが傷ついた事によって、それがダメージとして実感されます。


またキューティクルが傷付き薄くなると、髪内部の成分が流出しやすくなります。




正しいケア・効果のあるケア商品を使うことにより、健康な髪に近づくことは可能です。

下記でケア方法をご紹介しているので、ご覧ください。

 

傷みの原因




髪が傷んでしまう原因はいくつかあります。またその原因により傷む箇所が異なります。

原因がわかれば改善や予防も出来るので、原因を知ることはとても大切です。

ご自身にあてはまる事が、いくつかあるのではないでしょうか?

下記にわかりやすくまとめましたので、ご覧下さい。

 

日々のお手入れでの傷み




何気ない日々のお手入れが原因で、髪が傷んでしまっている場合があります。

「ケアしているのに髪がよくならない。。」そう思われている方は多いのではないでしょうか?

ここでは間違ったお手入れをまず説明し、正しいお手入れの仕方をご紹介致します。

 

間違ったお手入れで受けてしまう髪の変化




健康な髪はキューティクルが何層にも重なり合って、内側のコルテックスやメデュラを守っています。

表面にあるキューティクルは、日ごろの間違ったお手入れ方法でも傷んでしまいます。

間違ったお手入れ方法と改善点をまとめましたので、ご覧ください。

・シャンプー・タオルドライ

シャンプーやタオルドライ時に過度に引っ張ったり、ゴシゴシこすったすることにりよって、キューティクルが削れたりはがれたりして傷みます。

特に、髪が濡れている状態は非常にデリケートです。なのでシャンプーはしっかり泡を立て髪同士が擦れないように気を使い、タオルドライは優しくしましょう。

また、シャンプー&スタイリング回数の多い毛先ほど、キューティクルが傷みやすくなります。


シャンプーは1日に1回が適正です。


朝シャンをされている方は、シャンプー剤を付けずに濡らすだけにしましょう。


・ブラッシング

髪が長ければ長いほど、根元と毛先の傷みに差がつき毛先が絡まりやすくなります。ブラッシングする際は引っ張らずに通しましょう。


また毛先が絡まってほどけない場合は、毛先から優しく通すとほどけますよ。



ブラシは目の粗いものを選びましょう。目の細かいものだと絡まりが取れづらいです。

ブラシは100均で売っているもので構いません。

 

カラーやパーマなどが原因で傷む




パーマやカラーをすると傷んでしまいます。

かといってパーマやカラーを全くしない事は難しいですよね。

なので、どう傷みと付き合っていくかと、正しいケアをして綺麗に見せられるかが重要です。

 

なぜカラーやパーマをすると傷むの?




カラー剤やパーマ剤というものは、髪の内部に浸透することで、髪内部にある芯の部分を引き離して結びつけることにより、髪が染まったりパーマがかかります。

カラーやパーマ施術を繰り返すと、髪の内部の成分がその度に損なわれ、スカスカな状態になります。

そうするとコシがなくなり、ごわつきが出て、ツヤがなくなります。

また、髪内部がスカスカの状態になると色素も流れやすくなり、色落ちもはやくなってしまいます。

ヘアカラー・パーマ施術後は毛髪内部がとてもデリケートです。

いつもなら平気な事でも、より深いダメージを負ってしまう場合もあります。

いつもより優しく少し弱いぐらいの力で接しましょう。

 

痛みの対策




 

・パーマやカラー頻度の見直し

1カ月に1回パーマや全体カラーをされている方は、少し頻度が多いかもしれません。

毎回全体カラーをするのではなく、根元のリタッチをする月、全体カラーする月と分けてあげましょう。

またパーマも頻度をあけて、美容師さんと相談しながら計画するとよいでしょう。

 

太陽光・紫外線での傷み



お肌に紫外線を長時間あてると日焼けしお肌が荒れてしまいますよね。

それと同じで、髪も紫外線や太陽光が当たるとダメージしてしまいます。

受けてしまったらどうなってしまうか、その対処法とケア法をわかりやすくご紹介します。

 

太陽光や紫外線を浴びた髪はどうなる?




太陽光や紫外線は、キューティクルの傷みを加速させます。

太陽光を強く浴びると、キューティクル層間の結びつきが弱まり浮き上がりやすくなります。

そのため、手触りが悪くなり、より小さな摩擦でキューティクルが削れたりはがれたりしやすくなるのです。

太陽光・紫外線の強い季節は、キューティクルが傷みやすいので、要注意です。

 


【紫外線が多い季節】
太陽から降り注ぐ紫外線量は、一年を通して同じではありません。

特に5~9月頃までは紫外線が多くなっています



【天気と紫外線量の関係】
天気の変化によっても紫外線量は変わります。

晴れの日が一番紫外線が出ていて、曇りの日や雨の日は紫外線が出ていないイメージがありませんか?

実は曇りの日にもしっかり紫外線は出ています。薄雲の日でも90%近くの紫外線が地上に降り注いでいます。

なので曇りや雨の日でも紫外線対策をしましょう。


内部の成分が流れやすくなる




紫外線には毛髪のタンパク質やメラニン色素を壊す作用があり、ツヤやコシがなくなりゴワついてしまいます。

よく海で1日遊んだ日、家に帰って髪を洗う時に髪がいつもよりゴワゴワやガサガサしたご経験はございませんか?

実は髪が濡れていると、影響が出る紫外線量が多くなり痛みが進みやすくなります。

海水浴やプールなどで対策をしないと、ダメージの進行が進んだり、色がはやく抜けやすくなってしまいます。

対処法

簡単な対象法をご紹介致します。

・帽子

・日傘

上記の対策はマストです。

そのほかに日焼け止めスプレーはとても効果的です。

また分け目がある方は、分け目を変えて地肌が焼けないように工夫しましょう。

 

ケア方法




紫外線にあたると髪は乾燥してしまいます。

しっかり保湿してあげたいので、トリートメントでケアをしましょう。

・お風呂でつけるトリートメント

・ドライヤーで乾かす前につけるトリートメント

・頭皮用のトリートメント

上記の3点つけると完璧です。

その時、保湿系を選ぶとよいでしょう。またサロン専売品の方が高効果なので、オススメです。

頭皮はお顔の皮膚と同じで1枚で繋がっています。日焼け後お顔に化粧水を塗ってあげるのと同じく頭皮にもつけてあげましょう。

頭皮用の化粧水ですが、検索していただくと色々出てきます。「頭皮用の化粧水兼育毛剤」という商品もあり、とても高効果です。

その化粧水の事をさらに知りたい方は、こちらのブログをご覧下さい。

女性が育毛剤を使うのは恥ずかしいこと?正しい知識をプロが解説

また、サロン専売品と市販品の効果の違いについて詳しく知りたい方は、こちらのブログをご覧下さい。

【サロンシャンプーと市販シャンプーの違い&メリット&デメリット】

 

ドライヤーやアイロンでの傷み



ドライヤーやコテを使用されている方は多くいらっしゃると思いますが、実はドライヤーやコテの使い方や頻度が間違っていると、髪が傷んでしまいます。


その原因と改善法と、知られているようで知られていない、正しい使用方法ををご紹介致します。


 

160°以上の設定は髪が傷む原因




160°〜200°でアイロンを使い続けると、ダメージが出るのはもちろん、コシがなくなったり、巻いた時にカールが長持ちしなくなってしまう場合があります。

アイロンで高温に加熱している状態は髪が柔らかくなっています。

その状態で、強く挟んでプレートとこすれると、摩擦でキューティクルが傷ついて枝毛や切れ毛が出来てしまいます。

また、使用するアイロンのプレートが悪いと髪は一発でダメージしてしまいます。

【良いアイロンを見極めるポイント】

・価格

アイロンは出来るだけ、1万円以上のものを選ぶと良いでしょう。

・プレートの材質

シルクプレートがオススメです。

これらをしっかり抑えておくと、よいでしょう。

さらに詳しく知りたい方は、こちらのブログをご覧下さい。

【あなたにあったヘアアイロンを美容師が徹底解説】

 

100℃以上の加熱を繰り返すのも髪には悪い




100°以上の温度で、何度も同じところを繰り返しアイロンしてしまうと、毛髪内部のタンパク質が部分的に変性し空洞が増加します。

空洞が増加すると、乾燥しやすい髪になり広がりパサっとした見た目になってしまいます。

【対策】

・設定温度は160度以下

傷みを抑えるには、160℃以下に設定して、強く挟んでこすったり引っ張ったりせず、短時間で上手に使うコツを覚えましょう。

・使い慣れていない方は事前に練習

また、アイロンの操作をしなれていない方は、同じところを何度もスルーしてしまいます。そうすると髪が傷んでしまうので、電源を入れず手の動きだけを練習しておくとよいでしょう。

・アイロンを通す前に傷みを防ぐケア商品を使う

最近では、アイロンを通す前に髪にオイルをつけて傷みを防ぐケア商品が沢山でています。

中でも高効果で評判高いのが「熱を利用する」というクオラインヘアオイルです。



熱によって髪表面に吸着し、パサツキやゴワつきがちな髪をしっとりしてくれます。

 

ドライヤーによる傷み





先程もお伝えしましたが、100度以上の熱が髪に当たってしまうとなんらかの傷みを負ってしまいます。


ヘアドライヤーの平均温度は100~120度になります。

髪から距離を離せば離すほど温度は下がります。

温度が120度のドライヤーの場合、10cm離せば100度

15cm離せば90度まで落ちます。

なので、ドライヤーの距離は意識し近づけないようにしましょう。

また、ドライヤーの熱が一点に集中してしまうのもよくありません。

なので、乾かす時は手を左右に動かしドライヤーを振りながら乾かしましょう。


髪に熱が留まりにくく、ドライヤーの熱による傷みはなくなります。

また、乾かしすぎてしまうと髪が乾燥しすぎてしまい、それが原因で傷んでしまいます。

表面はもう乾いているけど、襟足や髪の中が濡れて残る事はございませんか?

その場合、乾いていない襟足のみ風を当てているつもりが、乾いている髪に当たっている方がほとんどだと思います。これが原因となり乾かしすぎで傷みます。

そうならない為に、乾いている所をピンで分け取り、濡れている所にだけ風があたるようにして乾かしてください。

そうすると乾燥し傷むことはありませんし、乾かす時間も短縮できます。

簡単な方法ですよね。

 


プール




スイミングに通われている方や、ジムの水泳で運動される方が多いのではないでしょうか?

実は、プールが原因で髪が傷んでしまう場合があります。

塩素濃度の高い水に長時間毛髪が浸かると、キューティクルのタンパク質が変質し、毛髪表面のなめらかさが失われ、キューティクルが剥がれやすい状態になります。

また特に濡れた髪は非常にデリケートです。

長時間プールに入った際は、髪が過度にこすれないように優しくタオルドライをしたり、トリートメントを念入りにするなどして、工夫しましょう。

 

まとめ



いかがでしたか?本日は「見落としがちなお手入れミスによる傷みの種類と対策」をご紹介致しました。


書いてあることを、もう一度箇条書きにしてみます。


・シャンプー・タオルドライは優しく


・ブラッシングは引っ張らない


・紫外線から守る


・アイロンは160°で、ドライヤーは15㎝離してかける


上記の方法を試していただくと、いつもよりしっかりケア出来て綺麗な髪に近付く事ができますよ。


是非参考にして下さい。ありがとうございました。




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