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くせ毛をいかすカットで似合う髪型になれる方法

「くせ毛だからカットしてもしっくりこない」「ショートカットにしたいけど、くせ毛だとできるのだろうか?」「美容院で髪をすいてもらったら、まとまらなくなってしまった」「くせ毛をカットだけでいかすようにしたい」

など、くせ毛の方には様々なお悩みがあると思います。

実は、皆さんが思っているより多くの方がくせ毛に悩んでいます。なぜなら、大手美容メーカーがリサーチしたデータによると

「日本人の6割の女性が、なにかしらのくせ毛が原因でなやんでいる」という数字が出ているからです。

世の中の半分以上の女性がそのように考えているということは、意外なのではないでしょうか。

ここでは、くせ毛のカットに定評のある美容師が、くせ毛の対応策について本質的にお伝えしていこうと思います。

読み終えて頂ければ、ご自分の髪をどうしていけばよいかが、お分かり頂けると思いますので、是非最後までお読みください。



 

くせ毛の種類




まずはくせ毛の種類から説明していきたいと思います。種類は4種類ありどれも特徴があるので、自分の髪はどの種類にあてはまるのかを見てください。

 

波状毛




 

波状毛は読んで字のごとく、髪が波のように曲がっている状態のくせ毛です。よく「髪がうねっている」と表現されています。

波状毛は日本人にもっとも多いくせ毛で、約50%の人がこの種類にあてはまると言われています。また大きくゆるやかなうねりから細かく強いうねりまで、そのくせ毛の強さに差があります。

細かく強いうねりは「小波状毛」と言われています。濡れるとウェーブが強く出るのが特徴です。チリチリしていないので、ダメージが少ない場合、手ざわりはそこまで悪くありません。

ボリュームが出て頭が四角くなりやすかったり、波打つ方向が左右違うため、片側だけ膨らみやすくなったりする場合も多いでしょう。

 

捻転毛




毛が不規則なコイル状にねじれています。ねじれている部分が細くなっていることが多く、太いところと細いところが混在しているのも特徴です。触るとざらつきやデコボコした感じがあります。

乾かすと癖が出て、濡らすとなくなる(落ち着く)ことも特徴です。

細いところは傷みやすく、全体的にパサパサの質感になりやすくなります。また、細くなっている部分はキューティクルが剥がれ落ちやすいため、水分を保持しにくいと言われています。

傷んでいるようなことをしていないのに、広がる、まとまらないといった方はこれに当てはまるかもしれません。ブラッシングで引っかかりやすいので、無理に引っ張って切れ毛を起こさないようにすることにも注意が必要です。

 

縮毛




黒人の地毛に近いくせ毛のことを言います。1本1本の縮れが強く、手触りは根元から毛先まで細かいざらつきを感じます。髪の表面からうるおいが逃げていきやすいため、とても乾燥した質感に見えやすいという特徴も持ち合わせています。

髪全体が大きく膨らむ状態にもなります。縮毛矯正とよく耳にしますが、実際に縮毛の人はあまり多くはありません。全部の髪質の中で、一番クセが強い髪質です。

 

連珠毛




髪に太いところと細いところがあり、触るとポコポコした手ざわりのクセです。顕微鏡で見るとビーズが入っているように見えるため、ビーズヘアとも言われます。

髪全体がこのくせ毛の場合はほとんどなく、部分的に連珠毛が混在しているといった場合がほとんどです。

細いところはかなり切れやすく、普通に生活していても切れ毛が多くなってしまうのが特徴です。日本人のくせ毛で連珠毛の人はかなり低い割合です。

 

くせ毛をいかすことが出来る場合、いかすことが出来ない場合




4つのくせ毛の中で「くせ毛をいかすことが出来るタイプ」と「くせ毛をいかすことが出来ないタイプ」があるので詳しく説明していきます。

 

「波状毛」「捻転毛」はカットでクセ毛をいかすことが出来る


1番クセをいかすことができるのは、「波状毛」です。くせ毛の状態やダメージ、望む髪型にもよりますが、ショートカットにもチャレンジできます。今話題になっている、髪質改善トリートメントでも効果が出るでしょう。

2番目は「捻転毛」です。トリートメントなどでパサつきを抑えることが出来れば、くせ毛をいかすことが出来る可能性は上がります。髪質改善トリートメントの効果が1番出やすいくせ毛でもあります。

また「波状毛と捻転毛」はミックスされている場合も多く、その場合「波状毛」の割合が多いほど、クセをいかす髪型にしやすくなります。

 

連珠毛はそんなに存在しない


「連珠毛」に関しては先述したように、髪の毛全体がこのくせ毛になっている人は、ほぼいません。よっていかすかどうかの話題からは外します。

 

縮毛は矯正がおすすめ




最後に「縮毛」はカットでのコントロールすることのできないくせ毛です。よってくせ毛をいかすことは難しくなります。縮毛矯正をやりたくない場合は、髪をのばして結ぶ人が多いでしょう。

ご自分で「縮毛」かどうかわからない場合は、美容師に診断してもらってください。そうだった場合は、縮毛矯正をする人がほとんどです。

くせ毛をいかすよりも、出来るだけ自然に見える矯正をしてくれる美容院を見つけることが、大事だと思います。

 

髪質改善トリートメントを上手く使ってくせ毛をいかす


上記のように「波状毛」と「捻転毛」は、カットでくせ毛をいかすスタイルにすることが出来ます。その際に、髪質改善トリートメントというものを使っていかす、という選択肢もあります。

これは3年前ほどから流通しはじめた、ストレートでも縮毛矯正でもない全く新しいくせ毛へのアプローチ方法です。ノンダメージで出来るので、是非一度試してみられることをおすすめします。このブログ内にある

【髪質改善トリートメントを東京の美容師が徹底解説】

というブログで詳しく説明してありますので、こちらも合わせてご覧ください。

 

髪型との相性を知ってくせ毛をいかす




ここでは「くせ毛をいかす髪型」について書いていきます。連珠毛は省略します。

 

ロング


ほとんどのくせ毛に対応したいかせる髪型です。美容師が「くせ毛なので髪は伸ばしておいた方がよいですよ」と言うのを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

髪は長いほど重さが出るため、それによってボリュームがおさまります。

くせ毛の方はほとんどの場合「ふくらむ」という共通の悩みを抱えていらっしゃるので、その解決方法として最も一般的です。「縮毛」の方も長ければ結ぶことができるので、1番くせ毛をいかすことがしやすい髪型だと言えます。

 

ミディアム


ミディアムの長さから、まとまらない、はねる、ふくらむ等の悩みが出やすくなってきます。「縮毛」の方がこれ以降の短さにするのには、縮毛矯正が必要です。

「波状毛」と「捻転毛」はくせ毛をいかすためにカットでレイヤーを入れたり、スタイリングやケア方法を工夫することにより、多くの人が問題なくできる髪型です。

 

ボブ


髪のふくらみが一番出やすい髪型です。「波状毛」「捻転毛」共にくせ毛をいかすカットでチャレンジは出来る髪型ではありますが、より注意が必要です。

「波状毛」の方は、ハネがでたり、毛先がバラバラになりあちこちに向いてしまう可能性が上がります。

「捻転毛」の方はこの長さになると髪の毛に重さがなくなるため、フワフワしてしまい広がりやすい方も多くなるでしょう。

カット次第でくせ毛をいかす髪型にすることが出来る髪型なので、美容師との相談をしっかりしたうえで、チャレンジしてください。

 

ショート&ベリーショート


意外かもしれませんが、ショートカットやベリーショートはくせ毛の方にとって、相性がよくくせ毛をいかすことが多い髪型です。もちろん髪の状態にもよりますが、はねたりふくらんだりするところを上手くカットすることで、収まりの良い髪型になります。

いわゆる「くせ毛に合わせてカットする」というやり方です。

しかし、美容師のカットの技術に左右されると言っても過言ではありません。技術力の高い美容師にカットしてもらわなければいかすどころか、逆に大変なことになってしまいます。

できれば信頼のおける美容師を見つけ、その美容師のところに何度か通ってカットし、髪質や好みを把握してもらってからくせ毛をいかすカットにチャレンジするのが良いでしょう。

 

ウルフカット


ウルフカットとはレイヤーが多めに入った髪型のことを言います。よってウルフカットに長さは関係ありません。

では、くせ毛をウルフカットでいかすことは出来るのでしょうか?

多くの場合「波状毛」はウルフカットでいかすことができます。ただしは髪の毛が収まる位置で、美容師がカットできるかどうかがキーポイントです。「捻転毛」の場合もいかすことは出来ますが、髪の収まりが悪くなる可能性が上がります。

 

くせ毛の方が、美容院に行く前に知っておきたい7つのこと




くせ毛の方が素敵な髪型になるために、知っておいた方が良いことをまとめました。事前に知ることで役立つ情報ばかりです。

 

1.くせ毛をうまくいかすカットが出来る美容師をさがすには?




まずは「くせ毛 カット 地域名」で検索してください。出てくるサイトを出来るだけ多く見てみましょう。そうすると「お店」というより「美容師」が書いているブログを発見するはずです。

詳しく書いている人ほどカットの信頼性が高いでしょう。あとはその美容師が作っている髪型が、自分の好みかどうかも判断してください。

くせ毛をいかすカットについて、しっかり情報を掲載している美容師は、相談にものってくれやすい傾向にあります。まずは問い合わせてみるのもよいでしょう。シンプルですが一番効果的な見つけ方です。

 

2.1000円カットでも満足いく髪型になるのか




1000円カットの店舗にも、技術力の高い美容師や理容師は沢山いらっしゃいます。しかし、そうでない人が多くいらっしゃるのも事実です。

カット5000円の美容師で満足いく髪型になる確率と、1000円カットで満足いく髪型になる確率。どちらが高いかということになりますね。価格を価値だと考えると、前者の方が高くなるでしょう。このように、満足いくかどうかは確立の問題だと思います。

 

3.美容院に行った時のオーダーの仕方




美容院に行くと、「自分の思いをなかなか伝えられない」という方も多いのではないでしょうか。しかも、くせ毛の方は悩みが一つではないことがほとんどです。

そこでやってみてほしいことがあります。それは《美容院に行く前に、悩みや相談したいことを書き出す》というやり方です。

それを見ながら美容師と話すと、言い忘れることもありません。「悩みを紙に書いてきたのですが」と言えば、嫌がる美容師はいません。なぜなら美容師はお客様の思っていることや、くせ毛に関して少しでも知った状態でカットしたいからです。

 

4.くせ毛が出た状態で美容院に行こう




美容師は、お客様の普段のくせ毛の状態を見てカットしたいと思いっています。ですので、自宅でアイロンやブローをしないでいくのが良いでしょう。また、帽子やフードをかぶったり、結んだりもしない方がよいと思います。

しかし、近所であればそれが可能かもしれませんが、街中や仕事帰りだと難しいということも考えられます。

もしそのような場合は、一度シャンプー台で濡らしてもらってドライヤーで乾かし、くせ毛の状態を美容師に見てもらってカットすることが重要になります。

その場合、カットするまでの工程が変わる可能性があり、いつもより少し時間がかかる場合が多くなります。事前に伝えておけば、時間を取ってくれる美容院が多いので、電話などで事情を説明しておくことをおすすめします。

 

5.自宅でブローやアイロンを全くしたくない。これってNG?




NGではありませんが、やった方が髪型のクオリティは確実に上がります。「あの人はいつも良い髪型だな」と周りに思われている方のほとんどは、カットだけではなく何かしらのスタイリングをしています。くせ毛と上手く付き合って、素敵な髪型になるためにも、出来る範囲で頑張ってみましょう。

プロが教えるドライヤーを使った正しい髪の乾かし方

 

6.くせ毛の髪を伸ばしていきたい場合




先述したように、くせ毛は伸ばすほどまとまることがほとんどです。しかしくせ毛は【乾燥しやすい】という性質を持っています。

髪を伸ばすということはダメージを自然と受けることになり、乾燥がさらに進んでしまいます。なので1番気を付けるべきことは潤いを保つことでしょう。カット以外の具体的な方法をお伝えします。




・くせ毛専用のシャンプートリートメントを使う

・必ず乾かして寝る

・過度なブラッシングは控える

・髪を軽くし過ぎない

・カラーをする場合は毎回毛先まで染めず、リタッチを中心にする

・サロンでトリートメントメニューを定期的に行う(髪質改善トリートメントも効果的)




綺麗な髪を保ちながら伸ばしていくには、カットの他にもこのようなことをしていくことが大事です。

 

7.以前かけた縮毛矯正が残っている場合




くせ毛の状態にもよりますが、矯正をかけて4ヶ月を過ぎると、まとまりづらくなってくることがほとんどです。その状態からカットだけで何とかしようと思うと、難しい可能性が高くなります。

矯正をやめていきたい場合や、どうしても矯正をかけられない人の場合は、カットの時に出来るだけ長さを残し、重さもカットしないことおすすめします。どちらかというとご自身が我慢を強いられるケースですので、美容師とカットの前にしっかり相談してください。

 

くせ毛をいかすカットのスキル




くせ毛に悩んでいる皆さまから、色んな質問を頂くのですが意外に多いのが「こうカットするとどうなるの?」というご質問です。

例えば「くせ毛をいかすために、髪の毛をすいたらどうなるの?」といった感じです。

おそらくご自分の髪の状態をみて、ネットで調べたり、美容師に相談して返ってきた言葉がご自身で消化しきれず、質問として上がってくるのだと思います。ここではそんな質問に、出来るだけわかりやすく答えていきます。

 

Q.カットでレイヤーは入れてもいいの?


レイヤーとはいわゆる「段」です。ワンレンボブにはレイヤーが入っていませんが、ウルフにはレイヤーが入っています。結論から言うと、くせ毛カットにレイヤーはありです。

しかし、レイヤーの入れ方によって、ふくらみやすかったりまとまらなくなることもあるので、カットする美容師が気を付ける必要があります。

レイヤーを入れると良い点は、段が入ることで髪型の下側がすっきりとし「シルエットが小さくなる」というところです。重く見えがちな人には向いていると言っていいでしょう。

 

Q.髪を軽くしたり、すいたりすると良くないの?


まずほとんどの髪型は、くせ毛ではなくても髪の量を軽くします。あとはどのくらい軽くしたり、すいたりするかです。カットの仕方によっては、かなりすく場合もあります。

くせ毛をいかすとなると「髪を動かす髪型」が多くなってきます。その場合髪の毛に空間がほしいので必然的に、軽くしたりすいたりするカットをことになります。

実はこの技術は、美容師の腕の見せ所といっても過言ではありません。カットの技術力の低い美容師にオーダーすると、いかすどころかまとまらずパサパサになってしまうので、美容師選びが肝心です。

 

Q.濡れた状態でカットしてほしくない。美容師に言ってもいい?


くせ毛は濡れている状態と乾いている状態で、全く形状が異なります。クセが強ければ強いほどドライカットをすることが必須です。しかし、美容院のほとんどは濡れた状態からカットします。なぜかと言うとカットは濡れた状態するという風に習っているからです。

もしお気に入りの美容師さんがいる場合は「乾いた状態でカットしてもうことは可能ですか?」と聞いてみましょう。または、ドライカットという技法を使っているサロンを探すのも良いと思います。

ドライカットは乾いた状態でカットするので、お客様のくせ毛をいかすカットが可能です。当店もドライカットを採用しています。

 

Q.くせ毛をカットして内巻きにしたい


内側に丸まってくれるクセであれば、カットする場所を見極めることで内巻きは可能です。また、過去にカットだけで内巻きになったことがある方は、くせ毛の質感が変わっていなければ、美容師の技術力次第で内巻きになれます。

しかしそうでない場合、カットのみでは難しいでしょう。ブローやアイロンワークが必要になってきます。

 

Q.カットでボリュームをおさえたい


限界はありますが、可能です。その技術を言葉で説明すると「内側を軽くする」と表現します。しかし「内側を軽くする」と言っても美容師の理解が様々なのが現状です。

よって「内側を軽くしてください」というオーダーをしたとしても、そのカットのやり方は美容師によって違います。

失敗しないオーダー方法としては「表面は絶対すきたくない。内側をすいてボリュームを減らしてほしいが、やり過ぎは嫌」という趣旨を美容師に伝える事でしょう。これでやり過ぎの可能性がかなり下がるので、安全です。

カット後、もしも重たく感じる場合は「もう少し内側を軽くすることはできますか?」と聞いてみましょう。そうやって少しづつ調整することで、好みのボリュームに近づくことができるはずです。

 

Q.左右でクセの出方が違うのは何とかなる?


とくに「波状毛」多い質問ですが、残念ながら完璧には難しいでしょう。しかし技術力が高い美容師であれば、すく量や長さを左右で変えるというカットスキルをもっています。

そもそも目の大きさやあごの形など、人間の体は左右対称にできていません。髪のクセや本数も左右で違うので、それにカットで対応する美容師が上手い美容師ともいえるでしょう。

 

Q.カットだけで、顔周りのくせ毛を何とかする方法は?


顔周りのくせ毛は、汗や湿気の影響を大きくうけます。本来はポイントで縮毛矯正などをおすすめします。

もしカットだけというのであれば、『隠すようにカットする」というやり方が正解です。顔周りに後ろの髪をもってくるようにカットし、顔周りのくせ毛を隠してしまうのです。

ただし、日常で髪は動くので、根本的な解決方法とは言えません。この方法は「できるだけ目立ちにくくカットする」といったニュアンスの効果になるでしょう。

 

Q.あほ毛をなんとかしたい


あほ毛はカットしてもまた生えてきます。瞬間的にはよくなるのですが、その毛が伸びてきたときに、より目立つようになることがほとんどです。カットよりも髪質改善トリートメントの施術が効果が高いでしょう。

 

朝のスタイリングを楽にしよう




朝の時間は誰にとっても貴重なもの。出来るだけくせ毛の方が楽にスタイリングできるように、自宅で出来るケアやスタイリングをお伝えします。

 

朝を楽にするには、夜の準備を頑張る




髪のまとまりや朝の時短を叶えるには、前日のケアがとても大事です。簡単に出来る事ばかりなので、是非取り入れてみて下さいね。

1.髪はしっかりあらう(毛穴のつまりが、くせ毛の原因の場合もあります)

2.トリートメントは毎日する

3.お風呂から上がったら洗い流さないトリートメントを「すぐ」つける。べとつかない程度に量は多め。つけた後、粗めのくしでとかすとより良い。(髪は10万本以上あり、手で付けただけだとムラになってしまう)

4.「すぐ」乾かす。お風呂上りから時間が経たない方が髪はまとまりやすい。毛先は勝手に乾いていくので、根元から乾かす。

5.軽くでもいいので、できればブラシブローかストレートアイロンをする。

このひと手間をかけるだけで、朝がずいぶん楽になりますよ。くせ毛をいかすためにも是非取り入れてみて下さいね。

 

くせ毛専用シャンプートリートメント




朝のスタイリングを楽にするために、どんなシャンプーとトリートメントを使うかは、くせ毛の方にとって大切です。くせ毛専用シャンプートリートメントは沢山販売されていますが、どれもまっすぐになるわけではありません。

効果のニュアンスとしては「くせ毛が落ち着く」だったり「まとまりやすくなる」という感じです。専用のものを使うことで、確実に髪に変化はあるので、1度試してみることをおすすめします。

ここでは美容師の私から見て、効果が出やすいものをご紹介します。

「ルベル イオセラム クレンジング 200ml (シャンプー)」



くせ毛が原因でからまりやすい人や、毛量が多い人のために作られたシャンプーです。
洗っている時は細かい泡立ちで、指通りがよいのが特徴です。

実はくせ毛の方に多いのが、根元のクセが邪魔をして、地肌をすみずみまで洗えていないという状態。それが原因となってくせ毛を強くしてしまっている可能性もあります。

濃密かつ、細かいクリーミー泡が落ちにくい汚れやニオイを優しく取り除いてくれます。
仕上がりは一般的なシャンプーよりも、柔らかくしっとりとした質感になります。

≪香り≫
透明感のある花々の香り。アクセントでアップル&カシスのさわやかさをプラスしてあります。

ルベル イオセラム クリーム 200ml(トリートメント)



髪内部に浸透しやすい【グリーンナッツオイル】を配合し、内側から潤いをキープしてくれます。髪の内部が乾燥しがちなくせ毛にはとてもうれしい処方です。内部に浸透することで、油分独特のべたつきも感じないトリートメントです。

潤いのあるまとまりやすい髪へ導いてくれます。

≪香り≫
上品かつ優しく幸せを感じる、ジャスミンやリリーローズの香り。

ルベル イオセラム マスク 170g (トリートメント)



イオセラムクリームの有効成分濃度を上げた商品です。

クリームを使用しても、しっとり感が足りないという方にオススメ。髪がハイダメージな方もこちらを使用すると良いでしょう。

濃厚な保湿成分で、髪のおさまりを劇的に改善してくれます。

しっとり感が強いので、最初はトリートメントの代わりに週2回からの使用をおすすめしています。

乾燥の強い方やさらにおさまりを良くしたい方は、毎日使用してもOKです。

≪香り≫
花々の香りにアップルとカシスを効かせています。

ルベル イオセラム オイル 100ml(洗い流さないトリートメント)




人気NO1商品です。くせ毛の髪は水分量、油分量ともに少なくなっています。この商品は「乾性油」というオイルを使っており、「乾く性質の油」が主成分。ドライヤーをかけると、表面に残った余分なオイルが乾き、髪の内部はしっとり。外部はサラサラな状態になります。

ドライヤー前の濡れている状態で髪全体に塗布をすると、髪に浸透しやすく、髪の奥が潤います。

「オイル系はべたべたするから嫌・・・」という方もリピートされている、ぜひ試して頂きたい商品です。

これらの商品はこちらから購入可能です。

 

時短アレンジ




くせ毛の方が朝簡単にスタイリングするには、カットだけではなくヘアレンジもかかせませんね。ここで紹介するよりも、すでにとてもよくまとまっているサイトを見つけましたので、ご紹介します。

 

脱・ボサボサ!くせ毛をいかした長さ別アレンジ10選


動画付きで説明してあるので、とてもわかりやすいですよ。

 

くせ毛をいかせる髪型特集




くせ毛があっても比較的チャレンジしやすい髪型を、ピックアップしてみました。画像を保存して美容師に見せるとスムーズに相談できると思います。

※ここに掲載するスタイルは、全てアイロンやブローでスタイリングをしています。くせ毛をいかせば近い感じになりそうな髪型を選んでみました。

髪の状態やくせ毛の質感によって、カットだけで出来る場合と出来ない場合はありますが、チャレンジしやすいという観点で掲載しています。

 

外国人風ベージュボブ




くせ毛のふくらみもバランスを考えてカットすれば、こんな感じにいかすことも可能です。ここまでハイトーンではなくても良いですが、髪の量が多い方はカラーをするとよいでしょう。ダメージに気を付けてカラーをすれば、やわらかい質感になり、量も少し気にならなくなります。

 

カーリーショートヘア




ショートカットにするとクセが出る位置をコントロールできます。髪のすそを絞るようにカットして、ひし形にすることがくせ毛をいかすポイントです。この写真の前髪は短めですが、長めにカットしても対応できます。

 

ナチュマッシュショート




マッシュベースのショートは、くせ毛の方に人気です。襟足はクセが出ない長さにカットし、トップは長めに残してくせ毛をいかします。写真のようにサイドの毛は耳にかけるとくせ毛が目立ちにくいという効果もあります。おろすと耳にかぶるぐらいの長さにカットすると良いでしょう。

 

抜け感たっぷりウェッティセミロング




クセが上の方から細かく出て広がる方は、このスタイルが良いでしょう。ウェットな質感になるオイルで仕上げることがポイントです。オイルは量を多めに、しっかりつけるのがポイントです。

 

ミディアムソフトウルフ




ミディアムの長さにレイヤーを入れた髪型です。くせ毛の方がレイヤースタイルにしたい場合は、レイヤーを入れすぎず、このぐらいからチャレンジすると良いでしょう。

 

スタイリッシュボブ




くせ毛は外ハネになりやすいですが、逆にカットでそれをいかすようにカットした髪型です。長めのボブに少しだけレイヤーを入れ、量を軽くカットすることで、動きを表現しています。

 

おしゃショート




髪の量が多い方にオススメのショートカットです。出来るだけ表面の髪を長く残しながら、すきばさみで毛量を調整していくと、くせ毛をいかしやすくなります。この写真のように、クールに見せたいなら前髪は長めにカットするのがおすすめです。

 

リラックスロブ




細い髪質の方であれば、毛先を切りっぱなしにして、くせ毛をいかすとこんな感じにもなれます。しっかり保湿して、クリーム系のスタイリング剤を使うことがベストでしょう。

 

無造作ショートカット




カットで毛先をいろんな方向に遊ばせる髪型も素敵ですね。カジュアルなスタイルが好きな方におすすめです。やや硬いワックスで仕上げるのが良いでしょう。

この写真のように、もみあげ付近だけカラーを施した、「イヤリングカラー」でアクセントをつけるのもありです。

 

さわやかクールショート




耳周りをしっかり切り込んだショートカットです。耳周りはくせ毛が出やすい箇所の1つなので、すっきり短くカットし、まとまりを良くしています。短めに抵抗が無い方にはおすすめです。

 

立ち上げバングボブ




前髪のクセをいかして立ち上がりを付けた髪型です。髪の量が多い人は、全体をすいて毛量を減らすカットをしてもらうほうが良いでしょう。全体のクセもしっかり出して、緩やかなウェーブにスタイリングするのが理想です。クリーム系のスタイリング剤を使用してください。

 

まとめ




いかがでしたか?

今回はくせ毛とカットについて説明してきました。最後にわかりやすくまとめます。




・くせ毛には4種類あり、「波状毛」と「捻転毛」はカットでクセをいかす髪型にすることが出来る。「縮毛」は伸ばして結ぶか、縮毛矯正がおすすめ。「連珠毛」は日本人にはそんなに存在しない。

・髪の長さに合わせて、チャレンジできる髪型は沢山ある。

・美容院に行く前に知っておくべき情報を活用し、カット前に美容師とうまくコミュニケーションをとろう。

・くせ毛をカットするスキルは沢山あるが、美容師によってカットスキルに差がある。くせ毛をいかすのが上手い美容師を探すことが大事。

・朝のスタイリングを楽にするには、夜の準備が大切。くせ毛専用のアイテムを上手く使おう。

・くせ毛に合う髪型特集を参考にして、自分に合った髪型を見つけよう。




当店でもドライカットをはじめ、髪質改善トリートメントや、くせ毛専用の商品で、多くのくせ毛のお客様お喜び頂いております。もしご相談がございましたらお気軽にご連絡ください。

この記事がくせ毛をいかすために、少しでもお役にたてば幸いです。



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