ストレートパーマと縮毛矯正の違いを人気美容院が徹底解説
髪をストレートにしたい方に質問です。
「ストレートパーマと縮毛矯正の違いは?」「どっちをかければいいのかわからない」
そんなお悩みを抱える方は意外と多いのではないでしょうか?
ストレートにする方法は「ストレートパーマ」と「縮毛矯正」2種類です。
パーマの種類により、パーマの仕上がりや持ちなどその対策も様々です。
ここでは縮毛矯正とストレートパーマのメニューの違いと「スタイルの特徴」「綺麗にスタイルを維持していく方法」「注意点」をご紹介いたします。
最後まで読んでいただけると、自分にあったメニューがわかりお悩み解決すること、間違いなしです。
是非、御一読お願い致します。
目次
ストレートにするメニューとして、ストレートパーマと縮毛矯正の2種類あります。
本日は、それぞれの特徴をご説明します。わかりやすくまとめましたので、ご覧下さい。
まずはストレートパーマについて説明していきます。
ストレートパーマの特徴

縮毛矯正よりもストンとなり過ぎない
縮毛矯正でクセを伸ばすとボリュームがなくなり、ストンとなりやすくなります。
ストレートパーマだと髪がストンとなり過ぎず、より自然な仕上がりでクセやうねりを緩めることができます。
自然にボリュームダウンができる
「根元のボリュームはそのままで、サイドの広がりを少し落ち着かせたい」という方は、ストレートパーマがオススメです。
根元のボリュームを保ちつつ、自然にボリュームダウンすることが可能です。
パーマを落とすことができる
強くかけすぎたパーマを落ち着かせたい人、パーマをストレートな状態に戻したい人はストレートパーマがオススメです。
人工的なウェーブやカールは熱の力を加えずに元のストレートヘアへと戻す事が出来きるので、縮毛矯正よりもダメージが少なくすみます。
ストレートパーマの注意点

強いクセやうねりはストレートにできないことが多い
ストレートパーマはクセを和らげたり、ボリュームを抑える事に特化しているので、強いクセを伸ばすことは出来ません。
効果が続くのは、2〜3ヶ月だけ
カールをつけるパーマと同じく、日が経つにつれて効果が弱まります。
元の髪の状態に戻るので、かけ直しが必要となります。
縮毛矯正の特徴

どんなに強いクセやうねりも、ストレートにすることができる
1つ目の薬剤でクセを一度切断し、クセをアイロンで伸ばしストレートにします。
そして2つ目の薬剤を塗布し、そのストレートの状態を固定するので、どんなクセでもストレートにする事が出来ます。
ストレートの状態を持続することができる
縮毛矯正をかけた毛は永久にストレートです。なのでクセは戻りません。
ただ、クセの具合によりリバウンドといって少しクセが戻ってしまう場合もあります。再度矯正をかけることによって、ストレートにお直し出来ることも出来ます。
梅雨時期、湿気で困らない
雨の日やジメジメとした梅雨時期は、湿度が高く、くせ毛の方は髪がまとまらないかと思います。
ですが縮毛矯正をかけることで、湿度が高い日でも髪がまとまります。
セットもしやすくなり、スタイリングが楽になります。
スタイリング時間が短くなる
くせ毛の場合、寝癖を直すためにシャワーを浴び、ドライヤーで髪を乾かしてからヘアアイロンで伸ばし、、、と、時間がかかってしまいます。
縮毛矯正をかけるとその手間もかかりません。
忙しい朝もノンストレスで綺麗にキマるのが、縮毛矯正の大きなメリットです。
縮毛矯正の注意点

ストレートパーマよりも施術費が高く、施術時間も長い
当店SOY-KUFUの場合、ストレートパーマですと1時間半で縮毛矯正ですと3時間の施術メニューです。
時間は少しかかってしまいます。
また、ストレートパーマと縮毛矯正を比べると施術工程の差もあるので、お値段も変わってきます。
熱処理を行うため、髪の負担はストレートパーマより大きい
先程も少しお話させていただいたのですが、縮毛矯正は薬剤で髪内部の結合を一度切断して、クセをアイロンで伸ばし真っ直ぐにしています。
薬剤ダメージと熱ダメージがかかってしまう為、ストレートパーマよりダメージが大きくなります。
作業工程の違い

ストレートパーマ
シャンプー→1剤塗布→流し→2剤塗布→流し→ドライ
ストレートパーマは薬剤の力だけでクセを伸ばします。パーマ落としは出来きますが、強固なクセは緩まると考えて下さい。
縮毛矯正
シャンプー→1剤塗布→流し→ドライ→ストレートアイロン→2剤塗布→流し→ドライ
縮毛矯正は薬剤とアイロンの熱の力を借りてクセを伸ばす為、頑固なクセも伸びます。
違いは、ヘアアイロンを使用しているかいないかの差になります。
施術する前の共通の注意点

カラーより先に施術をしましょう
ヘアカラーをした直後に、施術をすると色落ちしてしまいます。
その理由は、カラー剤とパーマ液が共にアルカリだからです。そのアルカリの影響でキューティクルが開いた状態になり、染料が流出してしまう為です。
また「パーマをした後にどれぐらい期間をあければ大丈夫ですか?」と、いう質問を多くいただくのですが、当日でも大丈夫です。
ただ長時間のメニューになり肉体的にも疲れてしまうかと思いますので、少しお日にちあけていただくと良いかもしれません。
パーマやブリーチをされている方は要注意

縮毛矯正やストレートパーマは、髪の施術の中でトップレベルのダメージをともなうものになります。
なので、その上からカールをつけるパーマやブリーチをされると更にダメージを負ってしまうので、避けましょう。
また、髪質によってはかけれる方も中にはいらっしゃいますが、一握りです。髪の為には、どちらかにしておきましょう。
かけ直す頻度

ストレートパーマの持続期間
ストレートパーマは平均2ヶ月〜3ヶ月持続します。
取れてくる過程としては、カールを出すパーマとほとんど変わりません。髪質によって変化しますが、2〜3ヶ月に1回がおすすめです。
ただし、ダメージが伴うので美容師と相談して下さい。
縮毛矯正の持続期間
縮毛矯正をかけた箇所は、永久にストレートが持続します。しかし新しく生えてきた髪はもとのくせの髪質のため、かけ直しが必要になります。
ヘアスタイルの長さによりクセが出てきた時の見え方も違うので、ご説明します。
ショートヘア〜ミディアムヘアの場合
髪の毛は1ヶ月で約1〜2センチ程度伸びます。なのでショート~ミディアムヘアなど髪が短い方の場合は、根元部分が伸びてくると、全体的なクセやうねりが目立つようになります。
ショートスタイル

縮毛矯正がかかっている部分をカットしてしまうとストレート部分がなくなり、くせが気になり扱いづらくなってしまいます。
その為、クセの強さにもよりますが3~4ヶ月に1回がおすすめです。
ミディアムスタイル

ミディアムスタイルからショートスタイルにするなど、カットする長さが長ければ長い程、ストレートの部分がなくなり、くせが気になり扱いづらくなってしまいます。
なのでストレートを長持ちさせたければ、長さをカットしなければ持ちます。
3~4ヶ月に1回がおすすめです。
ミディアム以上のロングヘアの場合

ミディアム以上のロングヘアの場合、髪の重みで多少落ち着くため、髪が短い方よりも周期は長くなります。
それでも、4ヶ月〜半年経過すると根元部分がある程度伸びてくることになります。そうすると全体的なクセやうねりが目立つようになるため、4ヶ月〜半年に1回がおすすめです。
定期的に縮毛矯正やストレートパーマをかけて頂くと、髪を理想的な状態を保つことができます。
是非、参考にしてみて下さい。
ストレートパーマと縮毛矯正のケア方法

しっかりあったケア方法をすると、髪のクオリティも上がり綺麗になりますので、参考にして下さい。
しっかり乾かす

乾かさないで寝ると髪がダメージしてしまうので、しっかりドライヤーで乾かして寝ましょう。
乾かさないことで、思い通りに真っ直ぐにならなかったり、髪が薬剤に耐えきれずチリチリ毛になってしまう場合もあります。
気をつけましょう。
くせ毛専用ケア商品を使う

どんなシャンプーとトリートメントを使うかは、くせ毛の方にとって大切です。
くせ毛専用シャンプートリートメントは沢山販売されていますが、中でもオススメの商品が、こちらです。
ルベル イオセラムシャンプー

くせ毛が原因でからまりやすい人や、毛量が多い人のために作られたシャンプーです。
実はくせ毛の方に多いのが、根元のクセが邪魔をして、地肌をすみずみまで洗えていないという状態です。
それが原因となって、くせ毛を強くしてしまっている可能性もあります。
ですがこのシャンプーは、細かいクリーミー泡が落ちにくい汚れやニオイを優しく取り除いてくれます。
ルベル イオセラムトリートメント

髪内部に浸透し、内側から潤いをキープしてくれます。
髪の内部が乾燥しがちなくせ毛には、とてもうれしい処方です。
内部に浸透することで、油分独特のべたつきも感じないトリートメントです。
ルベル イオセラムマスク

イオセラムクリームの有効成分濃度を上げた商品です。
クリームを使用しても、しっとり感が足りないという方にオススメです。濃厚な保湿成分で、髪のおさまりを劇的に改善してくれます。
しっとり感が強いので、最初はトリートメントの代わりに週2回からの使用をおすすめしています。
ルベル イオセラムアウトバストリートメント

くせ毛の髪は水分量、油分量ともに少なく広がってしまいます。
ですがこの商品は「乾性油」というオイルを使っており、「乾く性質の油」が主成分。
ドライヤーをかけると、表面に残った余分なオイルが乾き、髪の内部はしっとり。外部はサラサラな状態になり、髪のおさまりもよくなります。
使っていただくと、更に髪の状態がよくなるので、オススメです。
さらに詳しくイオセラムシリーズを紹介している記事がこちらになりますので、是非ご一読下さい。
くせ毛をいかすカットで似合う髪型になれる方法
髪質改善トリートメントをする

髪質改善トリートメントの効果
・髪にダメージを与えず髪質をしっかりさせる
・広がりを抑え、まとまりやすくしてくれる
・つやが出る
ストレートパーマや縮毛矯正をかける周期の間に髪質改善トリートメントでケアすると、出てきたクセが落ち着き、なおかつダメージ補修もしてくれるのでオススメです。
髪質改善トリートメントは、グリオキシル酸やレブリン酸といった酸を髪内部に浸透させ、ストレートアイロンを使い熱を加えて定着させていく施術です。
髪に芯がはいったような仕上がりになり、髪一本一本がしっかり落ちつくというものです。
また熱を加え定着させることを架橋といいます。
架橋とは
分子の結合です。栄養分を髪の内部に入れるのではなく、髪の内部の結合を強くすることでトリートメント効果を出してます。
詳しくはこちらのブログの別記事に、髪質改善トリートメントの、さらに情報がのっているので参考にしてみて下さい。
髪質改善トリートメントを東京の美容師が徹底解説
おすすめスタイル

ストレートをするとまとまりやすくなり、縮毛矯正をすると真っ直ぐになるので、柔らかさを出すにはスタイリングが必要になります。
なので簡単で扱いやすくキマるヘアスタイルをストレートバージョンで2つ、縮毛矯正バージョンで1つご紹介致します!
ふんわりショートスタイル (ストレートパーマ)

ストレートパーマは髪の柔らかさはそのままなので、そのクセをいかした丸みのあるショートスタイルがオススメです。
丸みがほしいところはドライヤーで乾かしただけでも、丸みが出て頭のシルエットが綺麗に見えます。
また、スタイリング剤をもみ込むようにつけると、パーマをかけたかのようなこなれ感が出て素敵です。
ゆるふわミディ (ストレートパーマ)

クセをいかしゆるふわパーマ風のミディアムスタイルもオススメです。
鎖骨下の長さにすることにより肩に当たってハネることはなく落ち着きます。
ほんの少し残ったクセを利用し、乾かす時にクルクルと乾かすと柔らかいカールがうまれ、パーマをかけたかのような仕上がりになり素敵です。
ストレートになる縮毛矯正とは違いストレートパーマにしか出来ない技です。
ツヤロング (縮毛矯正)

ロングであれば肩にあたりハネてしまって扱いづらいということはありません。
ロングだと縮毛矯正をかけるスパンも長く、ショートに比べ扱いやすくなるので、なかなか美容院にいけなくてお忙しい方にオススメです。
また、毛先を巻く時も火傷の心配も少なく内巻きにスタイリングする事ができます。
是非、参考にしてみて下さい。
まとめ

ストレートパーマと縮毛矯正の違いをご紹介しましたが、いかがでしたか?
ここに書いてあることをもう一度箇条書きにしてみます。
ストレートパーマ
・ボリュームダウンしてくれる
・パーマ落としが出来る
・縮毛矯正よりダメージが少ない
縮毛矯正
・頑固なくせも永久的にストレートになる
・湿気が多い日でも広がらない
・ストレートパーマよりダメージが大きい
どちらにせよ施術するとなると、ダメージを伴うメニューになるので、過去の髪の履歴が重要なメニューになります。
どんな細かい事でもお伝えいただいた方が、綺麗なヘアスタイルに仕上がりやすくなります。
素敵なヘアスタイルで素敵な日々を、すごしましょう。
ありがとうございました。

