炭酸泡洗顔を使ったスキンケアのメリット&デメリットをプロが解説
炭酸洗顔を購入予定で迷われている方に質問です。
「正しい洗顔方法は?」「炭酸洗顔のメリット・デメリットは?」「炭酸洗顔は、毎日使っても大丈夫?」「敏感肌にも使えるの?」「おススメの炭酸洗顔は?」
そんな悩みを抱えている方は、意外に多いのではないでしょうか?
炭酸洗顔には沢山の種類があり、どの炭酸洗顔を使用していいのか、迷ってしまいますよね。
ここでは、「オススメの炭酸洗顔」はもちろん「正しい洗顔方法」などをご紹介します。
最後まで読んで頂けると、品質の良い炭酸洗顔に出会える事、間違いなしです。
是非御一読お願い致します。
炭酸洗顔とは?
「炭酸洗顔ってよく聞くけど、どうして注目されているの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
炭酸洗顔は、洗顔成分に炭酸を配合した物の事を言います。炭酸は、美容によって無くてはならない存在になります。
炭酸洗顔のメリット・デメリットを分かりやすくご紹介します。
メリット
炭酸洗顔のメリットを見ていきます。
血行促進効果
炭酸は皮膚から取り入れる事により、血行促進効果があります。血行が良くなると、くすみやクマが解消され肌のトーンアップも期待できます。
細かい泡で洗浄
炭酸を泡は、普通の洗顔の泡よりもきめ細かいのが特徴です。小さい泡が、普段入りきらない毛穴の奥まで入り込み、炭酸が汚れを吸着してかき出します。
保湿力がある
普段落とせていなかった汚れを落とし、肌が乾燥しないように、炭酸が保湿をします。洗い過ぎによる乾燥は少ないです。
爽快感がある
シュワシュワと爽快感があるので、炭酸洗顔をすると、リラックスできます。
デメリット
デメリットをご紹介します。
刺激が強すぎる事もある
商品によっては、刺激が普通の洗顔よりも強く、敏感肌や乾燥肌の方は、肌荒れする可能性もあります。
敏感肌や乾燥肌の方は毎日使うのではなく、週に2〜3回くらいにすると良いでしょう。
値段が高い
一般的な洗顔は数百円で購入できますが、炭酸洗顔は数千円する物が多いです。
「少し高いな」と思われる方もいらっしゃると思います。
入手経路が少ない
ドラッグストアでは、炭酸洗顔を置いている所は少なく、「ネットで購入」「化粧品会社で購入」「美容室で購入」が主な入手経路になります。
炭酸洗顔を使用して、肌を清潔に保つ事は肌トラブルを防ぐ事にもなります。
主な肌トラブル
一口に「肌トラブル」と言っても、沢山あります。お肌トラブルとその原因をご紹介します。
乾燥・カサつき
乾燥肌は、空気が乾燥する冬の季節特有のものだと思われていますが、実はオールシーズン乾燥肌は起こります。原因は季節問わず、エアコンを作用するからです。
表皮には、角層細胞がレンガのように積み重なっており、その隙間を細胞間皮質が埋める事によって肌のバリア機能を作っており、「紫外線」「細菌」「外界の乾燥」から肌を守っています。
乾燥肌では、細胞間皮質や水分が減少しています。その為、角層細胞が剥がれやすく、肌トラブルを起こしやすくなります。
物理的なダメージ
以上で説明した様に、乾燥肌は角層細胞が剥がれやすくなっています。その状態で、「衣服と肌のこすれ」「お肌をひっかく」行為をすれば、物理的に角層細胞を剥がす事になります。
ニキビ・吹き出物
過剰に分泌された皮脂が古い角質やメイクの汚れと混ざると角栓になります。角栓が毛穴につまり、細菌が入り込むと炎症を起こしニキビや吹き出物になります。
ホルモンバランスの乱れ
生理前になると、卵胞ホルモンが減少し黄体ホルモンが多くなります。黄体ホルモンは、男性ホルモンと似た働きがあるので、皮脂量が増加し毛穴がつまり易くなります。
肌のターンオーバーの乱れ
ターンオーバーとは、古い角質を新しい角質と入れ替える事です。ターンオーバーが乱れるとサイクルが早まったり、遅れたりします。
ターンオーバーが早まってしまうと、肌の細胞が出来上がっていない状態で表面にでてきます。未熟なままだと、バリア機能が低下してしまいます。
ターンオーバーが遅れてしまうと、古い角質が剥がれていない状態なので、新しい角質が肌表面に出てこれなくなります。
炭酸洗顔をより効果的に使用するには、正しい洗顔方法を覚えておく事が重要になります。
洗顔は泡立てが重要
「泡立てをするのが面倒だな。」と感じている方も多いのではないでしょうか?
泡立ては、洗顔を正しくする為に、重要なポイントになります。
泡立てをする方法は大きく2種類あります。
「泡立てネットを使用する」「自力で泡立てる」
どちらの方法でも良いので、参考にして下さい。
専用のネットを使用する場合
手順を分かり易くポイントで分けていきます。
《ポイント1》手のひらと泡立てネットに水分を含ませます。その後、しっかりと水気をきります。
水気を切らないと、泡立てをした際にべちゃべちゃな泡になるのでしっかりと水を切り、後からお湯を足すようにします。
《ポイント2》洗顔料は、手のひらでなく泡立てネットに乗せましょう。使用量は2cm〜3cmです。
ネットに乗せる事により、ネット全体のメッシュに洗顔料が行き渡り、より細かな泡が作れます。
《ポイント3》泡立て最中に水分を足しましょう。水分を足す理由は泡立てを良くする為だけではありません。
洗顔の濃度を調整する役割もあります。水分量が少ないと、洗顔濃度の高い泡になります。洗浄力が強すぎると、肌へダメージを与えてしまうので気をつけましょう。
《ポイント4》ふわふわでお肌に吸い付くきめ細かい泡が作れたら完成です。手のひらに乗せて、ひっくり返しても泡が落ちないぐらいが理想です。
自力で泡立てる場合
分かり易くポイントで分けていきます。
《ポイント1》手のひら全体がを濡らし、良く水気を切ります。以上と同じく、べちゃべちゃな泡にならないようにする為です。後で、お湯を足します。
《ポイント2》 2cm〜3cm洗顔料を手に取り、手を窪ませてお湯(5cc)を加えます。反対側の指先で、トントンと洗顔料を崩すイメージでお湯と混ぜます。
この段階では、空気を含ませ泡立てるのではなく、洗顔料とお湯を混ぜ合わせるだけです。
《ポイント3》混ぜ合わせたら、更にお湯(5cc)を加えます。指の第二関節までを使い空気を混ぜ込むように泡立てます。
目安は10秒間、左右にシャカシャカするのではなく、下から上に混ぜ込むイメージで行います。
《ポイント4》泡立てが出来上がった所に更にお湯(5cc)を加えます。同じ手順で10秒間混ぜ合わせます。
泡立てが出来上がったら泡の表面を優しく撫でまとめるとよりきめ細かい泡になります。目安はネットと同じくひっくり返しても泡が落ちないのが理想です。
きめ細かい泡を作る理由は「直接肌を触らない」「毛穴の奥まで泡が入り込める」「古い角質やホコリを、より多く吸着する」事が出来るからです。
正しい洗顔方法
ここでは、正しい洗顔方法をご紹介します。
クレンジング
メイクに含まれる油分は、洗顔では洗い流す事ができません。洗顔の前にクレンジング料をしっかりとメイクと馴染ませ乳化しながら、ぬるま湯で流します。
乳化とは混ざり合わない水と油を、混ぜ合わせる事を言います。
アイメイクやリップクリームは落ちにくいので、専用のリムーバーを使用すると、更に良いでしょう。
*乳化の最中が最も汚れが落ちる、ゴールデンタイムです。
洗顔料を泡立る
以上で説明した通りに泡立てをします。
水っぽくならないように注意して、ふんわりと柔らかい泡を作りましょう。
洗顔をする
Tゾーンから洗います。額や鼻周りは脂が多い場所になります。直接指が肌に触れないように指先で、螺旋を描くように優しく泡を転がしながら洗います。
Tゾーンが洗い終わったら、フェイスラインを洗います。角質がたまり易いので内側から外に指を逃すように、優しく泡を転がします。
最後はUゾーンを洗います。頬や目元や口元は元々皮脂の分泌量が少ないので、泡を乗せるだけで十分です。
丁寧に洗い流す
ぬるま湯(33度〜35度)ですすぎます。フェイスラインや顎は、洗い残しが多い場合なので、気をつけて流しましょう。
シャワーを顔に直接当てて流すのではなく、1度手のひらに貯めて流しましょう。
タオルで拭き取る
洗い流し終わったら、清潔なタオルで顔を抑えるようにして拭き取りましょう。
ゴシゴシ擦ると、摩擦により肌がダメージを受けるのでやめましょう。
アフターケア
洗顔後は、乾燥し易いので化粧水や乳液で保湿しましょう。
間違った洗顔方法
肌にダメージを、与えてしまう洗顔方法を4つご紹介します。
直接肌に触れて洗顔する
直接肌に触れて擦ると、摩擦が起きます。摩擦は、長年蓄積すると肌へのダメージを与えて、シミになってしまいます。
熱いシャワーで洗い流す
熱いお湯で洗い流すと、皮脂を取りすぎてしまいます。洗い終えた肌につっぱりを感じたら、温度が高い可能性があります。
流し残しがある
洗顔料が肌に残っていると、刺激を与え肌トラブルの原因になります。きちんと流せているか、鏡で確認すると良いでしょう。
タオルドライ
擦る事は、摩擦を起こす事になります。肌に刺激を与え肌トラブルの原因になるので避けましょう。
肌を抑えるように、拭き取ると良いでしょう。
オススメの炭酸洗顔
沢山の炭酸洗顔があり、何を使っていいのかわからない方もいらっしゃると思います。
炭酸洗顔でも効果は様々なので、美容師がオススメする炭酸洗顔をご紹介します。
CUORE/スパークリングフォームクリーミィ
スパークリングフォームクリーミィのキャッチコピーは「クリーミィなホット洗顔で、明るい素肌へ」です。
特徴
血行促進効果が高いので、顔全体に泡の乗せて10秒マッサージをすると肌がだんだん暖かくなってくるのを感じます。そのまま肌に乗せておくと、ホットパックの効果もあるので、洗顔とパックを同時にできます。
炭酸でしっかりと汚れをかき出し保湿するので、小鼻の黒ずみや浮いてくる油分をしっかりと落とし、乾燥を防ぎます。
肌に乗せて軽く抑えると、少し反発があるぐらいの弾力泡なので直接肌を触る心配はありません。
濃密な泡でしっかりと汚れをキャッチしてくれます。手の甲に乗せてひっくり返しても落ちないくらいお肌に吸着してくれます。
きめ細かい泡なので、2日間泡を放置しても泡が消える事はありません。それぐらい泡が細かいと言う事です。
使い方
泡の状態で出てくるので、泡立ての必要はありません。使用前に缶をよく振り、地面と並行に缶立て、プッシュするとガスが洗顔料と同じ割合で出てくるので、余す事なく使用できます。
炭酸洗顔を出す目安として、ピンポン玉1つ分の大きさです。
当店でも販売しております。
まとめ
いかがだったでしょうか?
洗顔の方法も、間違ったやり方をしてしまうと肌のダメージになってしまい、せっかく良い事をしているのにもったいないですよね。
炭酸洗顔も、沢山ある中で効果の高い物を使うと将来の肌も変わってきます。
最後に箇条書きにしておさらいします。
・正しい洗顔は、清潔にするだけでなく肌トラブルも防ぐ。
・洗顔は、泡立てをしっかりとして肌に摩擦を起こさないように優しく洗う。
・熱いお湯ですすいだり、タオルでゴシゴシ擦る事はやめる。
・炭酸洗顔のメリットは、細かい泡で普段落とせきれない汚れを落とし、保湿してくれる事。
・炭酸洗顔のデメリットは、敏感肌や乾燥肌の方には注意が必要。
・オススメの炭酸洗顔はスパークリングフォームクリーミィ。
皆様の洗顔がより効果的で、5年後10年後にこのブログを、読んで良かったと思っていただけると嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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