ストレートパーマとボブの相性を美容師が説明します!!
「ボブにストレートパーマをかけても変にならない?」
「毛先が真っ直ぐになりすぎたくないけど大丈夫かな、、」
そう思われている方もいらっしゃると思います。
「ストレートパーマと縮毛矯正の違い」から「ストレートパーマの注意点」「ストレートパーマについてのQ&A」などを、わかりやすくご紹介いたします。
最後まで読んでいただけると、素敵なスタイルに出会えること間違いなしです。
是非、御一読お願い致します。
ストレートパーマとは?

ストレートパーマと縮毛矯正の違いがわからない方も多いと思うので
まず「ストレートパーマとはなんなのか?」を簡単に説明させていただきます。
ストレートパーマは縮毛矯正よりもまっすぐなり過ぎない
縮毛矯正でクセを伸ばすとボリュームがなくなり、まっすぐストンとなりやすくなります。ストレートパーマだとそうなり過ぎず、より自然な仕上がりでクセやうねりを緩めることができます。
自然にボリュームダウンができる
「根元のボリュームはそのままで、サイドの広がりを少し落ち着かせたい」という方は、ストレートパーマがオススメです。
根元のボリュームを保ちつつ、自然にボリュームダウンすることが可能です。
パーマを落とすことができる
強くかけすぎたパーマを落ち着かせたい人、パーマをストレートな状態に戻したい人はストレートパーマがオススメです。
人工的なウェーブやカールを熱の力を加えずに、元のストレートヘアへと戻す事が出来きるので、縮毛矯正よりもダメージが少なくすみます。
ストレートパーマの持続時間
ストレートパーマは平均2ヶ月〜3ヶ月持続します。
普通のパーマと同じように少しづつ落ちてきます。
また、ストレートがかかっている部分をカットするとストレート部分が少なくなり、くせが気になり扱いづらくなる可能性があります。
その為、クセの強さにもよりますが3.4ヶ月に1回がおすすめです。
また「ミディアムスタイルからショートスタイルにする」など、カットする長さが長い程、ストレートの部分がなくなり、扱いづらくなってしまいます。
短い期間でのかけすぎはダメージが伴うので美容師と相談して下さい。
縮毛矯正とは?
強い癖でもストレートにできる
縮毛矯正について説明していきます。縮毛矯正は
「どんなに強いクセやうねりも、ストレートにすることができる」
という特徴があります。
1つ目の薬剤で髪の結合を切断し、クセをアイロンで伸ばしストレートにします。
その後2つ目の薬剤を塗布し、そのストレートの状態を固定するので、どんなクセでもストレートにする事が出来ます。
ストレートの状態を持続することができる
縮毛矯正をかけた髪は永久にストレートです。基本的にはクセは戻りません。
ただ、クセの具合でリバウンドが起こる場合もあります。
リバウンドとは少しクセが戻ってしまう現象です。この場合は再度矯正をかけることによって、ストレートにお直しすることを検討すると良いでしょう。
梅雨時期に湿気で困らない
雨の日やジメジメとした梅雨時期は、湿度が高く、くせ毛の方は髪がまとまらないと思います。
ですが縮毛矯正をかけることで、湿度が高い日でも髪がまとまります。
セットもしやすくなり、スタイリングが楽になります。
スタイリング時間が短くなる
くせ毛の場合
「寝癖を直すためにシャワーを浴び、ドライヤーで髪を乾かして、ヘアイロンで伸ばして、、、」
と、時間がかかってしまいます。
縮毛矯正をかけるとその手間もかかりません。
忙しい朝もノンストレスで綺麗にキマるのが、縮毛矯正の大きなメリットです。
ストレートパーマよりも施術費が高く、施術時間も長い
当店SOY-KUFUの場合、ストレートパーマは1時間半。縮毛矯正は3時間の施術メニューです。
時間は縮毛矯正のほうが、かかります。
また、ストレートパーマと縮毛矯正を比べると施術工程の差もあるので、価格が変わってきます。
熱処理を行うため、髪の負担はストレートパーマより大きい
縮毛矯正は薬剤で髪内部の結合を一度切断して、クセをアイロンで伸ばし真っ直ぐにしています。
薬剤ダメージと熱ダメージ両方がかかってしまう為、ストレートパーマよりダメージが大きくなります。
ストレートパーマの作業工程

『ストレートパーマの工程』
シャンプー→1剤塗布→流し→2剤塗布→流し→ドライ
ストレートパーマは薬剤の力だけでクセを伸ばします。
パーマ落としたいときや、髪のクセを緩めたい時におススメです。
ストレートパーマをかける前に注意する事

「ボブにしたらクセが出てしまいそう」
「ストレートパーマをかけるとまっすぐになり、ボブとの相性が悪いのではないか?」
そう思われる方もいらっしゃると思います。
ストレートパーマをかけるにあたり、注意する点やメリット、デメリットがいくつかあるので、ご紹介致します。
メリット
・ボリュームが減る
・クセが緩まる
・髪がかける前よりサラサラになりやすい
デメリット
・毛量が少ない人はボリュームが落ちすぎることがある
・毛先が内側に入りずらくなることがある
・根元が伸びてくるのでパーマをかけ続けないといけない場合がある
ストレートパーマをかけるとボリュームが減るのと、クセがやや伸びるので、乾かしただけだと可愛いボブスタイルになりづらいこともあります。
アイロンやコテなどを使ってスタイリングをされる方は問題ありませんが、なにもしたくない、乾かしただけで可愛いボブになりたい方は、美容師と相談が必要です。
毛先が内巻きになるようにストレートパーマはかけづらい
ストレートパーマは縮毛矯正ほどクセがまっすぐになりませんが、クセをゆるめる効果があります。
ストレートにする施術なので毛先を丸めることがしづらくなることもあります。
またカットで内巻きになるようにする事も、やる前よりは難易度が上がります。
ストレートパーマをかけた際は、毛先を巻く事が大事になることを覚えておきましょう。
「縮毛矯正+ボブ」で切りっぱなし、外ハネはできる?
肩に当たってハネる長さなら勝手に外ハネになりますが、それ以外はスタイリングが必要になることもあります。
スタイリング時には、ヘアアイロンで外ハネに作れれば問題ありません。
「ストレートパーマ+毛先パーマ」の施術はリスクが高い
ストレートパーマをかけたあとでパーマをかけるのはリスクが高く、髪への負担も大きいので、あまりおすすめできません。
ネットで「ストレートパーマや縮毛矯正をして毛先はパーマ出来ます!」と言っている方は多くいます。
確かに出来るにはできます。
本来であれば「重ねて施術がNGのストレートパーマや縮毛矯正とパーマ」をギリギリの部分で組み合わせて行う施術になるので、当然、リスクが高くなります。
髪への負担も大きいヘアメニューであり、髪がチリチリのビビリ毛になってしまう可能性もでてきます。
また、施術後に髪が伸びた時、既に縮毛矯正をかけた部分にパーマはかけづらいため、繰り返し行うことがやりにくいため美容師と相談が必要です。
強いクセやうねりはストレートにできないことが多い
ストレートパーマはクセを和らげたり、ボリュームを抑える事に特化しているので、強いクセをまっすぐに伸ばすことは出来ません。
つやっと収まりの良い丸いボブが理想な方は、ヘアアイロンでクセを伸ばす必要があります。
カラーより先に施術をしましょう
ヘアカラーをした直後に、ストレートパーマの施術をするとカラーが色落ちしてしまいます。
その理由は、カラー剤とパーマ液が共にアルカリだからです。そのアルカリの影響でキューティクルが開いた状態になり、染料が流出してしまいます。
「パーマをした後にカラーはどれぐらい期間をあければ大丈夫ですか?」と、いう質問を多くいただくのですが、当日でも大丈夫です。
ただ長時間のメニューになり肉体的にも疲れると思いますので、7日から10日ぐらい日にちあけていただくとダメージ的にも良いでしょう。
パーマやブリーチをされている方は要相談
縮毛矯正やストレートパーマは、髪の施術の中でトップレベルのダメージをともなうものになります。
なので、その上からパーマやブリーチをされると更にダメージを負ってしまうので、避けましょう。
また、髪質によっては施術可能な方もいらっしゃいますが、一握りです。
あなたに似合うボブスタイル

あなたの輪郭に合ったボブスタイルをご紹介致します。
お顔が小さく見え、似合うスタイルが見つかること間違いなしです。
ストレートパーマがかかっていても大丈夫です。
またストレートパーマがとれかけても、ある程度はまとまり、扱いやすいスタイルを掲載しました。
スタイルごとに簡単に出来るヘアアレンジの方法もご紹介します。
丸顔

【特徴】
・骨張ったり角がないような丸いシルエット
・顔の横幅と縦幅の差が少ない
・頬が丸い
ひし形のロブ

前髪を長めにしサイドに流し、顔の形に合わせ耳の横にボリュームが来るようなヘアスタイルにすると、輪郭が隠れ小顔に見えます。
「横にボリュームが付くと丸さが目立たないですか?」と、思われるかもしれませんが、長さを顎下にカットすると、下に重心が移動し輪郭に目がいかなくなります。
また、巻くとボリュームがでて輪郭をカバーできるのでオススメです。
【スタイリング方法】
①32mのコテで全体を軽く波ウェーブに
②顔周りは外巻きに
軽めのスタイリング剤をつけると、こなれ感が出てグッドです。
ミニボブスタイル

リップラインのミニボブスタイルです。ころっとしたシルエットが可愛いですね。
少しレイヤーを入れてひし形に。レイヤーが入る事により軽さや動きが出て輪郭をカバーします。
【スタイリング方法】
①ストレートアイロンで毛先を内巻きに
②軽いワックスを全体に揉み込む
面長

【特徴】
・全体的に縦長に見えやすい
・丸顔さんと真逆の骨格
・横幅より縦幅に長さの印象がある
横見えボブ

サイドにボリュームがでるボブスタイルは、横見え効果があり可愛くオススメです。
前髪は、ぱっつんでもシースルーにすると幼くなりすぎず、大人っぽいイメージに仕上げられます。
毛先は内巻きにしてあげると面長をカバーすることができます。
ひし形スタイルは、どの骨格の方でも小顔に見せてくれるスタイルです。
また面長さんの場合、横にボリュームがほしいので、ひし形スタイルはとてもあっています。
【スタイリング方法】
①32ミリのコテで全体を外ハネに
②顔周りだけ手に取って外巻きに
③オイルを全体に付ける。前髪は付けすぎるとペタッとなってしまうので
手に残ったものをつける
外ハネボブ

面長の方は横にボリュームが欲しいのでしっかりレイヤーを入れて
横にボリュームを持たせると輪郭がボケるのでオススメです。
前髪は目の上にすることで縦感が消えるので前髪を作ってあげるといいですよ。
【スタイリング方法】
①32ミリのコテで全体を外ハネにする
②顔周りは少しつまんで外ハネに。5秒ぐらいおいてしっかりめにカールをつけると
可愛いでしょう。
前髪を巻くのはコテでもストレートアイロンでもいいですが、コテだとくるっとなりすぎてしまったり火傷のおそれがあるので、ストレートアイロンがオススメです。
③軽いワックスを全体につけましょう。
ベース型

【特徴】
・顔の横幅が広い
・エラ部分が張っている
・輪郭が角ばっている
外ハネボブスタイル

トップにボリュームを出して縦長につくると輪郭が緩和されます。
また耳掛けし少し束を出す事で、気になるフェイスラインをカバーして小顔になります。
少し重ためのボブスタイルは必然的に髪を重ためにすることで、エラも隠れて良いですね。
【スタイリング方法】
①ストレートアイロンで全体を外ハネに
②トップの所だけ持ちボリュームが付くようにカールを
③オイルを全体に付ける
トップふんわりパーマ風ロブ

トップにボリュームを持たせヘアに動きを出す事により輪郭が隠れ小顔にみえます。
また前髪がないと縦に見えるので輪郭をぼかす事ができます。
【スタイリング方法】
①32ミリのアイロンでランダムに巻きます
②トップの所はもち上げてアイロンを通しボリュームをつけます
③軽めのワックスを全体にもみこむ
ストレートパーマについてのQ&A
縮毛矯正後、スタイリング剤を使っても大丈夫?
基本的にスタイリング剤は使ってもらって大丈夫です。
縮毛矯正がとれやすくなるという事はありません。
ただし、縮毛矯正をかけた当日に髪を洗うのは、念のため避けることをおすすめします。
ストレートパーマをかけたが、セルフカラーをしたい。ストレートが落ちないか心配です。
落ちないので大丈夫です。
ただ市販されているカラー剤はダメージが出やすいので、美容院でカラーする事をオススメします。
ストレートパーマをかけた後、ヘアアイロンを使用してよいですか?
最低でも24時間は我慢してください。 縮毛矯正やストレートパーマが安定して定着する前に熱により形付けるのは、念のため避けましょう。
またゴムで髪を結んだりヘアクリップで髪をとめたりする事も避けましょう。
まとめ

いかがでしたか?本日は「ストレートパーマとボブの相性」をご紹介致しました。
書いてあることを、もう一度箇条書きにしてみます。
・ストレートパーマはくせを緩める施術
・内巻きや外ハネにするには自分でスタリングする事が必要
・ストレートをかけた日はストレートアイロンやコテなどでスタイリングするのは避けましょう
上記の項目をおさえていただくと、素敵なヘアスタイルを楽しめるかと思います。
是非参考にして下さい。ありがとうございました。
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