流行の髪型「レイヤースタイル」には、様々な形があるのをご存知ですか?
よくヘアカタログや雑誌で目にする「レイヤーカット」
「一体レイヤーカットとは、どのような事を言っているのだろう?」
そう思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本日はそんなあなたに「レイヤーカットの意味合い」はもちろん、「レイヤーカットの特徴や効果」や「オススメスタイル」などをご紹介いたします。
最後まで読んでいただけると、レイヤーカットによる疑問や、レイヤースタイルの良さがわかる事、間違いなしです。
是非、御一読お願い致します。
目次
- レイヤーカットとは
- こんな時にレイヤーがおすすめ
- レイヤーとシャギーのちがい
- レイヤースタイルは流行中
- 実際レイヤースタイルはどんなもの?
- レイヤースタイルは巻くと印象が変わる
- 髪を伸ばし中でヘアスタイルに変化がほしい方にオススメ
- レイヤースタイルはくせ毛もいかせる
- レイヤースタイルはデザインカラーと相性抜群
- レイヤースタイルを美容院で頼む時
- まとめ
レイヤーカットとは?
まず最初にレイヤーとは、カットの技法のことをさします。レイヤーという言い方だけではなく、段カットとも呼ばれています。レイヤーカットと段カットは同じ意味です。
レイヤーを英語でいうと「層」という意味で、髪に段差をつけるカットということになります。
レイヤーを入れると、上にくる髪が短くなり、毛先に段差がついて髪の厚みが減ります。
その為、髪に動きを出したり、軽さを出したり、髪型に立体感をつけたりする事ができます。
また、”ウルフヘア”はレイヤースタイルの代表になります。
今流行中のウルフヘアで顔周りをマッシュに切り込んだ、マッシュウルフもレイヤースタイルです。
こんな時にレイヤーカットがオススメ
「レイヤーカットはこんな時にオススメ」というのを3つご紹介します。ご覧下さい。
・スタイルに軽さが欲しいとき
・スタイルに動きが欲しいとき
・スタイルにメリハリを出したいとき
スタイル全体にレイヤーを入れる事もあれば、顔周りだけにレイヤーを入れる事もあります。
それぞれ仕上がりの雰囲気が違いますし、シルエットも変わってきます。
例えば
≪毛先が揃っている切りっぱなしスタイル≫にレイヤーを入れすぎてしまうと、毛先の重なりが薄くなり、切りっぱなし感がなくなってしまうのでオススメしません。
なりたいスタイルにより、レイヤーを入れる場所や量などが変わってきます。
レイヤーとシャギーの違い
レイヤーとシャギーを同じ意味だと思っている方が、多くいらっしゃいます。2つともカットの技法なのでよくわからないのは当たり前です。
ですが、間違った言葉を使いそのまま美容師にお願いすると、「思っていたのと違うな・・・」という事になってしまうかもしれません。
そうならない為にも、2つの違いをご紹介します。
シャギーというのは、毛先を軽くするためにすいたり削いだりすることです。
シャギーカットを行うことによって、毛先に動きが出たり軽やかな印象になったりする効果があります。
レイヤーは動きをつける段や層のことで、シャギーは毛先を先細に軽くすることです。 似ていますが、2つは異なります。
レイヤーのメリットとデメリット
実はレイヤースタイルにすると、今までのお悩みが解決するかもしれない効果があります。
レイヤーはスタイルに大きな変化をおよぼす事ができるのです。
レイヤースタイルのメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
・髪に軽さがでる
先程もお話しましたが、レイヤーを入れると、毛先に段差がついて髪の厚みが減ります。
レイヤーを入れると軽やかな印象に仕上がるので、毛量が多く頭が大きく見えてしまう方は、レイヤーを入れると頭が小さく見えます。
・シャープな印象にできる
レイヤーを入れる場所によっては、スタイルをくびれさせる事が出来るので、シルエットをシャープにする事が出来ます。
毛先の重なりがズレるので、髪に動きが出ます。
巻いた時やパーマをかけた時など、カールの位置が一定ではなくなるので、髪が動き、華やかなスタイルになります。
・小顔効果がある
レイヤーカットをする事で、顔の周りをシュッとみせたり、輪郭や骨格をぼかすことも出来ます。
・長さを変えなくてもスタイルチェンジが出来る
レイヤーを入れるだけで、シルエットが変わり、あたかも大幅にスタイルチェンジをしたかのような仕上がりに変えることが出来ます。
・デザインカラーとの相性が抜群
レイヤーを入れるとスタイルに動きが出ます。その動きに合わせてインナーカラーやハイライトを入れると、デザインカラーが更に際立ち、スタイルのデザイン性が上がります。
デメリット
・髪がはねやすくなる
毛先にズレが生じる為、ドライヤーで乾かさなかったり、お手入れを疎かにするとハネやすくなります。
・レイヤーの入れ方を間違えると広がりの原因になる
レイヤーの入れ方を間違えてしまうと、髪の広がりの原因になったり、髪がまとまりにくくなったりすることがあります。
その人の髪質や毛量、骨格などを考慮してレイヤーを入れていく必要があります。
レイヤースタイルは流行中
レイヤースタイルは、今流行中のヘアスタイルです。
今、ファッションも髪型もナチュラルでラフが流行しています。
そのナチュラルでラフを簡単に取り入れる事ができる髪型が、レイヤースタイルです。
レイヤーを入れる位置や長さなどが様々で、人と同じ髪型にならず、個性を発揮する事が出来ます。
また簡単なスタイリングで、ナチュラルなこなれ感が出たり、小顔効果など良い事づくしです。
先程ご紹介したウルフカットはとても流行っています。今、様々な芸能人の方がウルフカットにされているのを見かけますよね。
チャレンジしてみるのもオススメです。
実際レイヤースタイルとはどんなもの
レイヤースタイルの説明をしてきましたが「実際のところどのようなスタイルなのだろう?」と思われませんか?
文章だけだとあまりピンときていないかと思いますので、わかりやすく写真でレイヤースタイルをご紹介します。
まずレイヤー有りと無しを比べてみましょう。
《レイヤー有りのスタイル》
《レイヤー無しのスタイル》
《レイヤー有りのスタイル》
《レイヤー無しのスタイル》
見比べるとわかりやすいですね。
レイヤーありの方は毛先にズレがあり軽く動きが出ています。レイヤーなしの方は下に重心があり、ツヤっとまとまりがありますね。
《長さ別》レイヤーを入れるだけでスタイルがこんなにも変化!
先程、レイヤースタイルのご紹介をしました。レイヤーありとなしでは印象も変わりますよね。
ここでは更に、長さ別にみていきましょう。レイヤーをいれていないスタイルと、入れたスタイルをご紹介します。
「レイヤーを入れるとこんなにも変わるんだな」と理解する事が出来るかと思います。
ショートスタイル
ショートスタイルは、必然的にレイヤーが入ります。
レイヤーを入れる位置でスタイルが大きく変わるので、ご紹介します。
同じ長さでもレイヤーの入り具合で、ボブっぽいまとまりのあるショートと、動きのある軽いショートになります。印象は大きく変わる事がわかりますね。
ミディアムスタイル
レイヤーを入れると、このようなスタイルになります。つやっとまとまりのあるスタイルと、抜け感と動きのあるスタイル。
巻くとその差は歴然ですね。 レイヤーが入っていないとこのような動きは出にくいです。
ロングスタイル
ロングスタイルでも、レイヤーを入れるとスタイルの質感が軽くなりますね。
よく見ていただくとわかるのですが、毛先にズレが生じてますよね。
これが軽く見える理由です。 巻くと更に軽くなり、動きも出て素敵です。
髪の量が多く頭が大きく見えてしまう方には、レイヤースタイルがオススメ
レイヤースタイルによって、見え方と印象が変わる事が理解できたかと思います。
レイヤーを入れると印象が変わります。それを利用し頭を小さく見せる事も出来ます。
髪の量が多く、頭が大きく見えてしまうのがお悩みの方には、レイヤースタイルはとてもオススメです。
こちらのスタイル写真をご覧下さい。
《レイヤースタイル》
《レイヤーなしスタイル》
レイヤーありスタイルとなしスタイルでは、頭のシルエットが大きく変わりますよね。
あなたの骨格に合わせてレイヤーを入れる事で、頭が小さく見え、量も軽くなります。
これもレイヤースタイルの魅力です。
レイヤースタイルは小顔効果がある
様々な効果があるレイヤースタイル、実はレイヤーの入れ方次第で小顔になれます。
なぜだと思いますか?
その理由を説明します。
レイヤースタイルにすると、輪郭をカバーしたり補正したりする事ができます。
それによりお顔を小さく見せる事が出来るからです。可愛くなりつつ小顔になれるなんて、良い事尽くしですよね。
お顔の輪郭別に、お顔が小さく見えるオススメのレイヤースタイルをご紹介します。
丸顔
ヘアスタイルをひし形のシルエットにカットすることで、丸い輪郭を横長に見せてくれて、ナチュラルに小顔にみせてくれます。
さりげなく輪郭をぼかすことができるので、おすすめのヘアスタイルです。
また外ハネにし、トップにボリューム感をだすと、丸顔を意識させない印象を与えてくれます。
面長
ひし形を意識するようにレイヤーをいれると、縦の印象を横へと広げて骨格をカバーしてくれます。
サイドにボリュームがでるボブスタイルは、横見え効果があり可愛くオススメです。
毛先は内巻きにしてあげると面長をカバーすることができます。
エラはり
先程もお話せましたが、ひし形シルエットのヘアスタイルは、全ての顔型に似合うと言われています。
エラのラインよりも少し上にボリュームの位置を意識して、ヘアスタイルを作るとよいです。
更に詳しく小顔に見えるスタイルを知りたい方は、こちらのブログをご覧下さい。
【小顔カットとスタイリング方をわかりやすくご紹介】
レイヤースタイルは巻くと印象が変わる
レイヤースタイルは、スタイリングすると更に印象が変わります。
何故かというと、レイヤーカットをすると毛先に段差がついて髪の厚みが減り、毛先にズレが生じるからです。
なのでパーマや巻き髪をした時は、毛先が動き抜け感が出ます。
ワンカール巻いただけでも動きが際立ち、抜け感やこなれ感が簡単にスタイルに現れ、素敵な仕上がりになります。
ここではレイヤーが更に際立ち、スタイルが可愛くなるオススメの巻き方を、スタイルの長さ別にご紹介します。
オススメ巻きスタイル ショートスタイル
レイヤーが入ることによってランダムに巻くと動きが出て、より華やかになります。
顔まわりの毛は耳にかけず、輪郭を隠すようにセットすると、輪郭がカールで隠れて小顔に見えます。
オススメ巻きスタイル ミディアムスタイル
今流行りの波ウェーブにすると、簡単にこなれ感が出て素敵です。
波ウェーブの作り方は、手首を回転させるように、上の部分から内側、外側と、交互にクセをつけていきます。
ウェーブをつくると髪にボリュームが出るので、小顔に見えます。
オススメ巻きスタイル ロングスタイル
毛先を内巻きと外巻きのミックスに巻いてあげると、毛束が動きながら毛流れがランダムになり、輪郭が目立たなく小顔に見えます。
また、ゆるく巻くことにより、今流行りのこなれナチュラルヘアになります。
《ワンカール巻くだけ!》レイヤーをいれるだけで、こんなにスタイルが変わります
様々な巻き方をご紹介しましたが、いかがでしたか?
巻き方次第で様々な印象に変化するので、スタイリングも楽しくなりそうですよね。
また先程レイヤーの入っているスタイルは、ワンカール巻くだけでも、スタイルが簡単にキマるとお話させていただきました。
上の写真はレイヤーなしスタイルと、レイヤーありスタイルのワンカール巻きの違いです。
ワンカール巻いただけで、スタイルに動きと抜け感が出て簡単にこなれ感が出て素敵ですよね。
また朝スタイリングを時短にすませたい時も、ワンカール巻くだけでこのクオリティになってくれるのは嬉しいですよね。
髪を伸ばし中で、ヘアスタイルに変化がほしい方にオススメ
「髪を伸ばしているけど、ずっと同じ髪型で飽きてきた・・・。」
「何か変化がほしいけど、どうすればいいのかわからない。」
そう思われている方は、多いのではないでしょうか?
髪を伸ばしていると、飽きがくるし、雰囲気を変えたいと思いますよね。
レイヤースタイルは、髪を伸ばしながら簡単にイメージチェンジする事ができます。
レイヤーを入れるだけでスタイルが変化
レイヤーを入れるだけで、このように髪型が変化します。実際にカットさせていただいたスタイルをご紹介します。
《ショートスタイル》
ボブスタイルからくびれスタイルに。
髪の長さは変えていません。レイヤーをいれるだけで、雰囲気が大きく変わりますよね。
全く別のスタイルに早変わりします。
これぐらい変わると伸ばし中で飽きてきても、気分が変わり伸ばせそうですよね。
《ロングスタイル》
重めロングスタイルを、抜けたっぷりロングスタイルに。
少し毛先のダメージをカットしレイヤーをいれました。
髪の長さはあまり変わっていないのに、だいぶ軽やかで動きのあるスタイルになります。
レイヤースタイルは、くせ毛もいかせる
レイヤーカットはくせ毛の方にもオススメです。
レイヤーを入れると髪が動き立体感のあるスタイルになります。
くせ毛のニュアンスが活かされ、ドライヤーで乾かしてスタイリングするだけで、パーマをかけたかのような、こなれた仕上がりになります。
こちらのスタイルは、くせをいかしたレイヤースタイルです。 ヘアアイロンを使わずともレイヤーを入れただけで、パーマをかけたかのように髪が動き、こなれ感が出て素敵です。
人それぞれ持っているくせは様々なので、担当美容師に相談してみましょう。
スタイリングもラクチン
先程もお話しましたが、レイヤーカットは髪の動きが出やすいので、 簡単なスタイリングでウェーブのような動きが出て、立体感のある髪型に仕上がります。
その為には、スタイリング剤をしっかり付ける事が重要です。髪が広がりやすい方はパサパサに見えてしまいます。
使うスタイリング剤は、ワックスやオイルがオススメです。
こちらのスタイルは、ヘアアイロンなどは使わずスタイリング剤を付けたのみです。
くせがパーマのような動きをし、しっかりスタイリングした感が出ていますよね。
レイヤーを入れるだけで、毛先に動きが出て、これほどのクオリティになるとは驚きですよね。
簡単なスタイリング剤の付け方もご紹介します。
【スタイリング剤の付け方】
髪全体に馴染ませるように、もみこみます。
上の写真のように、髪の内側に手を入れもみこむように、しっかり付けてから、表面につけましょう。
《つける時の重要ポイント》
″髪全体にスタイリング剤が付いている事″です。付けムラがあると、パサパサに見えてしまうのでムラのないように付けましょう。
《前髪の付け方》
前髪は髪の量が全体に比べて少ないので、ペタンとなってしまいがちです。
髪全体に付け終わった後、手に残ったスタイリング剤をサッと付けるとペタンとなりすぎず、素敵になります。
更に詳しいワックスの付け方は、こちらのブログをご覧下さい。
【梅雨の湿気に負けてしまう髪を救済!プロが教える梅雨対策】
レイヤースタイルはデザインカラーと相性抜群
レイヤーを入れるとスタイルに動きが出ます。
その動きに合わせてインナーカラーやハイライトを入れると、デザインカラーが更に際立ち、スタイルのデザイン性もグッと上がります。
ハイライト
ハイライトをいれる事により、更に髪に動きが出ます。
ハイライトの場合、どのようにスタイリングしてもハイライトは際立ち動きが出ます。
このスタイルの場合だと、フォワードに巻いています。
インナーカラー
インナーカラーもレイヤーが入っていると、カラーが引き立ち可愛いです。
レイヤーとスタイリングの合わせ技で、スタイルは大きく変わり可愛くなります。
レイヤースタイルを美容院で頼む時
仕上がりはなんとなくイメージ出来ていたけれど、上手く美容師に伝える事が出来ず、思っていた感じと違う…なんて経験をされた方も少なくないと思います。
なので、ある程度しっかり「こんな感じにしたい」と、髪型のイメージを固めておくのが大切です。
その為に、ヘアカタログなどで「いいな」と、思ったレイヤースタイルの画像を沢山保存しておきましょう。
その時に、自身の髪質や骨格の事は気にしなくても大丈夫です。
言葉で説明するのは、難しい方も多いでしょう。画像だとしっかり正確にイメージが伝わるので、オススメです。
またカウセリングの際に、なにか不安や疑問が出てきたらその都度、聞いたり確認したりしましょう。言いづらくて伝えられず、しっくりこないスタイルになってしまう程、悲しい事はありません。
まとめ
本日は「レイヤースタイルの特徴と効果」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
ここに書いてあることを、もう一度箇条書きにしてみます。
・レイヤーとは段カットとも呼ばれている
・レイヤースタイルには小顔効果がある
・スタイリングが楽で簡単にキマる
・ワンカール巻くだけでもスタイルに大きな変化が加わる
・スタイリング剤をつける
是非参考にして下さい。ありがとうございました。
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