カラートリートメントを使う前に知っておくと良い知識

この記事は、カラートリートメントに興味がある方にお届けする記事です。

「カラートリートメントとはそもそも何なんだろう？」
「使い方がよくわからない、使い方はこれであっているのかな？」

そう思われている方も多いかと思います。

 

本日はそんなあなたの為に、カラートリートメントとは？という基本的な部分から

「カラートリートメントの使い方」「カラートリートメントを使うにあたり注意すること」「カラートリートメントのQ＆A」などを、わかりやすくご紹介いたします。

 

最後まで読んでいただけると、カラートリートメントに対しての疑問が解決出来る事、間違いなしです。

是非、御一読お願い致します。

 

 

 

 

カラートリートメントとは

カラートリートメントとは、トリートメントで色をつける染毛料です。髪の表面に色素を定着させ色を付けます。

カラーはキューティクルを開き、髪内部のメラニンシ色素を分解し色を付けるのですが、カラートリートメントは、メラニンを分解したり髪内部に入り込み科学的な作用を引き起こす事がないので、ダメージしません。

髪の内部まで染めるカラー剤ではない為、刺激臭も頭皮ダメージもなくしみる事もありません。

しかし、カラーのように色持ちは良くないので、美容院行くまでの応急処置として使われる事が多くなります。

 

 

カラートリートメントとカラーバターとヘアマニキュアの違い

カラートリートメントの他に、カラーバターやヘアマニキュアという言葉もよく耳にするかと思います。

「この違いってなんなんんだろう」「自分に合っているのはどれなんだろう」「どれを使えばいいのだろう」そう思われている方は多いのではないでしょうか。

その疑問を下記でわかりやすくまとめましたので、ご覧ください。

 

カラーバターとは

カラーバターとは、トリートメントの中に髪の毛を染めるための染料が入った商品のことです。

カラー剤のように、キューティクルを開きメラニン色素を脱色するなどの化学反応は起きません。

化学変化を起こさないので、髪の毛に負担なく染めることが出来ます。

カラートリートメントとの違いは、色持ちが良いことです。カラーバターの方が2週間ほど長く色持ちします。

 

ヘアマニキュアとは

ヘアマニキュアは、カラートリートメントやカラーバターと染まる原理は一緒です。

メラニン色素は脱色しないで、染料で髪表面をコーティングするように染まります。

カラートリートメントと同じく、ヘアマニキュアも髪色を明るくすることはできません。

ヘアマニキュアは、カラートリートメントやカラーバターより色持ちが良く、約1カ月ぐらいは持ちます。

また髪表面をコーティングするので、髪に艶が出ます。

 

カラートリートメントは白髪にも有効的

カラートリートメントですが、白髪にも効果的です。

どう効果的なのか、どういうタイミングで使えばいいのかを、わかりやすくまとめましたのでご覧ください。

 

白髪用カラートリートメントとは？

ブリーチをした髪に使う色とりどりなカラートリートメントの他に、白髪用のカラートリートメントも存在します。

白髪用カラートリートメントは名前の通り白髪に色は付きますが、髪内部まで染めているわけではないので色落ちします。

あくまでトリートメントです。

 

白髪用トリートメントの効果

・白髪に色が付く

カラーのように、髪内部に入り込み色をつけているわけではありません。

髪の表面をコーティングしているだけなので、色持ちがあまりよくありません。

色持ちはだいたい2週間ほどになります。

「美容院前にどうしても白髪が気になってしまう・・・」そんな時の応急処置として使う方法がオススメです。

 

・明るくならない

トリートメントなので、色が付くだけでトリートメントしたところが明るくなることはありません。

 

・使う頻度

白髪用カラートリートメントの使用頻度ですが、最初は毎日でその後は１～２週間に１回がオススメです。（商品によるので説明書に従ってください）

カラートリートメントは、お風呂の壁等に付くと取れづらくなってしまうので、ついたらすぐに洗い流しましょう。

 

白髪染めのカラートリートメントを使用する際の注意事項

・染まりきらない

白髪染めの効果を、長くしっかり実感したい方には不向きです。

しっかり染まって効果を長く感じられたい方はカラーがオススメです。

また、一度ではしっかり染まりません。２．３度繰り返すことが必要です。

 

カラートリートメントの使い方

カラートリートメントの正しい使い方をご紹介致します。

間違った方法で使用してしまうとカラートリートメントの効果が十分に発揮出来ないので、参考にしてください。

 

カラートリートメントの使い方

カラートリートメントの使用頻度ですが、カラーで染めた日から近過ぎず遠過ぎずが理想です。

染めてすぐだと、本来のカラーの色が負けて濃くなってしまう場合もあるので、3日以降から使用するのがよいでしょう。

また毎日使う必要はありません。

だいたい週に3、4回使用すると効果を実感できます。色を濃くしたい場合は使用頻度を高めてください。反対に色が濃すぎる場合は使用頻度を下げると良いでしょう。

 

カラートリートメントを使う前は、洗い残しのないようにしっかりシャンプーをしてください。

髪の表面に、皮脂やスタイリング剤などが残っていると染料が定着しづらくなります。

特にワックスやジェルやスプレーなどが付いている場合は、必ず洗い流しましょう。

 

☆使用手順☆

①しっかりシャンプーをしましょう。スタイリング剤が１度のシャンプーで落ちない場合は落ちるまで洗いましょう。

②シャンプー後、タオルなどで髪の水気をよくきります。

③手袋をはめ、適量を手に出し、髪全体に塗布します。

④根元から毛先、数回に分けて塗布しコームでとかしなじませてあげると、よりきれいに染まります。

⑤使うカラートリートメントの説明書の通りに数分～数十分間放置してください。

⑥放置が終わったら、シャンプーはつけずにお湯だけで洗い流しましょう。

しっかり流さないとタオルなどに色移りしてしまう他、炎症などを引き起こしてしまう可能性もあるので、注意しましょう。

⑦汚れても良いタオルでしっかり拭いたら、ドライヤーで毛先まで丁寧に乾かしましょう。

 

 

カラートリートメントを買える場所は？

カラートリートメントには、さまざまな種類があります。

美容院でしか買えないものや、ドラッグストアでも買えるものもあります。

通っている美容室でカラートリートメントを取り扱っている場合は、カラーをした際に一緒に購入する事をオススメします。

初めて購入される方は、どれを使えばいいのか迷われると思いますので、行きつけの美容師に提案してもらいましょう。

薬局の他に、東急ハンズやロフト、ドン・キホーテなどのショップにも置いてあります。

 

カラートリートメントの様々なQ＆A

ここではカラートリートメントに関する質問にお答えします。

 

Q.カラートリートメントで染めてムラになってしまった。なぜ？

ご自宅でカラートリートメントをした際に、まだらになってしまった原因としてはベースの髪の状態です。

もともと明るさのムラがある所にカラートリートメントをすると、そのままムラになってしまいます。

解決方法としては、トリートメントの使用をやめて色が落ちるのを待つ。
それでもトリートメントが落ちない場合は、トリートメントの色素を抜く作業になります。

しかしムラは見えづらい所にもある場合があるので、全て直す事は簡単ではありません。

必ず美容師に相談してください。

 

Q.別メーカーのカラートリートメントと、カラーバターは混ぜてもいいんですか？

別メーカーの物は混ぜない方がいいかと思います。商品についている説明書や使用方法、注意書きを読んで推奨されている使い方をしましょう。

 

Q.カラートリートメントをした後に色水が出るのですが、髪内部に浸透してないんですか？

髪内部までは染まっていません。髪に定着しきれていない色素が流れているのかと思います。（髪のダメージレベルが高いとより顕著になります。）

もし嫌であれば毎日トリートメントするのは避け、日を空けてトリートメントするのがオススメです。

また白のタオルだと染まってしまうので、色物のタオルを使いましょう。

染まってしまうと漂白剤を使用しないと落ちないので、要注意です。

 

Q.カラートリートメントを使用すると髪は傷みますか？

カラートリートメントは、トリートメントなので傷みません。

通常のヘアカラーは、髪の色素であるメラニン色素を分解して染まるので、ダメージしてしまいます。

カラートリートメントは髪の表面をコーティングするものなので、髪内部に影響を及ぼす事はありません。

 

 

カラートリートメントで黒染め出来るの？

カラートリートメントで黒くはなるのですが、トリートメントなので効果は１週間ほどになります。

黒髪を保ちたいようでしたら、カラーがオススメです。

また黒のトリートメントでしっかり黒にされたい方は２、３度トリートメントをすると

より深く黒色が入るので、オススメです。

トリートメントを髪につけ、説明書に書いてある放置時間を守ります。流して再度トリートメントをしまた放置し、この流れを繰り返します。

深く黒色を入れたい方は、この方法を試して下さい。

黒色のカラートリートメントは、白髪に入るトリートメント、ブリーチ毛に黒色を入れるトリートメントなど、種類があるので用途に合わせて選びましょう。

また上記のようにカラートリートメントにも様々な種類があるので、どれを使ったらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そんな時はネットで検索してみると、レビューや色見本、口コミなど様々な情報が出てきます。沢山読んでみてご自分に合ったカラートリートメントを選択しましょう。

 

カラートリートメントを使うときの注意点

カラートリートメントを使うにあたり、注意する事がいくつかあります。

まとめましたので、ご覧下さい。

 

爪や手にも色が付くことがある

カラートリートメントは、普通のトリートメントの使い方と大きくは変わりません。

トリートメントに染料が入っているだけの差です。なので手のひらに出して髪に擦り付けるように付けて使用します。

その際、手や爪に色が付いてしまう場合があります。

手や爪の場合はすぐに何度か手を洗えば取れます。

また手が染まるのが嫌な場合は、使い捨てのビニール手袋やゴム手袋を装着して、カラートリートメントを使用しましょう。

またカラートリートメントを付けた際、顔周りや耳周りに付いてしまう事もありますが、それも同様の方法で対処しましょう。

 

カラーシャンプーとカラートリートメントの併用は要注意

カラーシャンプーとカラートリートメントの併用はオススメしておりません。

「セット使いしてください！」という記載がある商品は併用しても構いませんが、

他メーカーのものを同時に使ってしまうとカラーシャンプーとカラートリートメントの色が混ざり、本来の色が大幅に変化してしまう可能性が高くなります。

カラートリートメントはカラーシャンプーより色素濃度が高く、カラーバターやカラーマニキュアのように色が入るものがほとんどなので、どちらか1つにしましょう。

 

天然成分が配合されてるカラートリートメント

カラートリートメントを使用した髪にカラーやパーマをするとトリートメントが反応して緑になってしまう場合があります。

なので、カラートリートメントをご自宅でされた場合は、担当の美容師さんに使用した事を伝えてください。

 

まとめ

いかがでしたか？本日は「カラートリートメントの正しい使い方」をご紹介致しました。

書いてあることを、もう一度箇条書きにしてみます。

 

・カラートリートメントは髪表面に色を定着させる

・ダメージせずに髪が染めるが、カラーのように色持ちはしない

・白髪用のカラートリートメントもある

・正しい使い方をするのが効果的

 

上記の項目をおさえていただくと、カラーは色持ちすること、間違いなしです。

是非参考にして下さい。ありがとうございました。

 

【関連記事】

今話題のインナーカラーとは？今更聞けない質問に美容師が答えます

髪の毛をブリーチをする時に、知っておいた方が良いダメージについて

髪を染める初めての方が覚えておくと役に立つ5つの基礎知識

 

 

 



◆◆◆発行元◆◆◆

SOY-KUFU 高田馬場店

03-5944-9978

〒171-0033
東京都豊島区高田３丁目16-9 小倉ビル２F A